「自由」ってなんですか?と聞かれたら、あなたは何て答えますか?
自由に使える時間、自由に使えるお金。好きなことをする自由・・・
皆さん自由を求めているのではないかと思います。
11月3日(土)のIRMアカデミーでは、「自由」についてのお話がありました。
その一部をご紹介しますね^^
幸田先生の考える自由とは・・・
「自由」とは
~自らを由(よし)とする~
自らの存在意義である。
人は本来、自由なのです。
本来人間は自由なのに、そう感じられないのは、
自分の中で「~があるから出来る」「~がないから出来ない」と、
いろいろな制約・束縛をしているからです。
禅で有名な永平寺の修行についてお話がありました。
どんな修行かご存知ですか?
分刻みでの行動、歩き方から食器の上げ下げ、トイレの仕方、座布団の房の角度に至るまで、
ありとあらゆる行動が型にはめられて生活をするそうです。
ものすご~く不自由ですよね。
でも、その不自由の中にいかに自由性を見出すか、
これが本物の自由性だということを理解させるために修行しているのだそうです。
IRMにも同じように「型」があります。
これがIRMの特徴であり、素晴らしいところだと思います。
自己観察をどのようにやっていくかという型がある、
最初はこの型どおりにやっていくということが重要なんです。
思考パターンや価値観などは、本当にたくさんありすぎて、
どこから手を付けていいのか、それこそ自由気ままにやっていたらわからなくなりますよね。
その混沌とした中から、幸田先生は
自らの経験と、多くのクライアントさんの自己観察から、
こういう方向で問いかけるとうまくいくという型 をつくりだしたのです。
だから、型どおりにやると、誰でも上達していくのです。
「型」と「自由」は一見、相反するものです。
でも、制約束縛を開放して思考の自由を得るためには、
型にそって自己観察を行うことが必要であるということなんですね。
そして不自由を感じているときに考えるからこそ、それを越えられるヒントが得られるのです。
自己観察でまずどういう不自由さ(制約・束縛)をもっているかを知るということ。
ここを知らないで、こういう自由が欲しい!ということをいくら考えても、そこに行くのはむずかしいですね。
そして制約束縛が浄化できた時に、そこから自由になる知恵が湧いてくるのです。
「自由を得るためには、不自由さが必要」
例えば病気をした時に健康のありがたさが分かるように、
不自由から本質の自由を知ることが出来るのです。
自由とは自らを由(よし)とする。
自らの存在意義である。
人間は本来自由な存在なのです。