またオリジナルデザインや顔写真が印刷されるといった、パッケージが付加価値を発生させる仕組みが次々と開発されてきている。
「じゃがりこ」なんかは、バーコード部分に趣向を凝らしたりして、楽しさや自由な発想を訴求することに成功している。
最近、これらに加えて、開封後のパッケージの機能やスタイリングに配慮するケースが現れてきた。
一度商品を空けた後、使用や保存、廃棄といった顧客行動を支えるデザインである。
有名どころでは「ハインツの逆さケチャップ」がある。
まさに目から鱗のデザインで、なぜケチャップが現れた当初からこのパッケージにしなかったかが不思議なくらいだ。

日清食品「カップヌードル」の底にはシールが貼ってあり、これは3分間待つときに開封した蓋を押さえる機能?があるといわれている。
もっとも最近では「カップめんの蓋を押さえるグッズ」などという特殊な領域もある。
商品機能の問題点・不便利は、新たな市場を産み出すのかも知れない。
戸棚や冷蔵庫、食卓での保管・陳列機能に着目されたデザインもあらわれている。
マルコメでは、フリーズドライの味噌汁『京懐石』の「ギフトセット」において、包装箱を保管BOXとして再利用可能な「楽Pa!」仕様(レンゴー)を採りいれた。

使った後は小物入れになる紙製の卵パックなども、似たような機能といえる。
こちらは機能性というよりも、もう少し美観にこだわっているかも知れない。
海外にはこうしたデザインのものがあるが、日本ではやはりコスト重視の傾向が強く、一般的にはパッケージの遊び心は最小限に抑えられているようだ。
ユーザー感覚に基づいて考えれば、まだまだ「開封後のデザイン」の余地はある。
例えば、「半分飲んで冷蔵庫に入れておいた飲み物」を妹(または姉)に飲まれて大喧嘩になった、なんて話をよく聞く(笑)。
冷蔵庫保存事件は、なぜか姉妹の喧嘩のネタである。
「飲んだら許さん」シールを貼れるとか、そういう工夫があってもいい。
特に冷蔵庫内保管については、パッケージの形状をもっと考えてくれよ、と思うことも多い。
さてそろそろビールでも飲むかな?
と思ったらあれっ、柿ピーがもうしけってら…。
どうにかしてよ、亀田製菓さん!


