不況になると口紅が売れる

不況になると口紅が売れる

~遊びゴコロで、世界を救おう!~

経験デザインのアプローチで、新製品・新生活・新社会を妄想するブログです。

存在しない商品・サービス・イベント・制度等々をでっちあげますが、空想・妄想系の企画ですので、笑い飛ばしてください。
なお詰将棋についても時々、なにやら書いております。


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 スマホ詰将棋パラダイス10周年記念イベント第二弾「スマホ詰パラを語る会in大阪」を、10/30(火)に開催しました。会場を貸して下さったのは、将棋教室も兼ねる暁塾の山本理さん。「暁将棋部屋」の編集長でもあります。午前中、大橋宗桂の墓参りをして、13時に暁塾着。少し先に着いて、山本さんと教育の話を交わす約束でした。

 当日参加されたのは、岩永光一、柳原裕司、小池正浩、近藤諭、高坂弦磨、竹中健一、山本理の各氏。そこに暁塾の生徒さん2人(谷口君、森君)も同席し、山川含めて10人となりました。

 

 

  なお、今を時めく岸本裕真氏は二次会からの参加です。

 

 私もあまり段取りを考えていなかったので、何となくのよもやま話&最新作の披露→改作大会&塾生向けのミニ将棋教室といった展開となりました。

 感銘したのは解答王・竹中さんの解答スピード。「初手はこの一手」と断言されるのですが、われわれにはどの一手かわからない。やはり「若い頃に基本形を死ぬほど解いた修行」の差のようです。

 そしてまた驚いたのが「小池データベース」。創作も解答もしないけど詰将棋のことは何でも知ってるという人で、その場で詰将棋作家の生年月日まで(笑)検索してくれました。「五百人一局集」の編集に、この人は欠かせないかもしれませんよ。

 岩永(みつかづ)さんからは、私も知らないスマホ詰パラの細かい機能やら、解説の文体から女性作家が2名はいるはずだとか、それはもう、超絶マニアの発言が出まくりでした。

 近藤さんは「レアキャラ」的存在で、ほとんどこうした会には参加しない人だそうです。創作も最近は…と仰りつつも、貴重な七色還元玉をご披露頂きました。

 高坂さんは阪大生ですが、図面作成ソフトの開発を目指しており、詰将棋出版に新たな風を送る可能性もあります。当然、柳原・山本の両編集長が食いついておられました。ついでに自作詰将棋を名刺にできるソフトと、Tシャツにできるソフトを開発してください。

 柳原裕司さんについては今さらここで説明するまでもないでしょう。「詰将棋パラダイス」の元編集長で詰将棋作家。鶴田主幹から編集を継承した中興の祖です。現在は「詰将棋ファン」を刊行されておられます。

 

 Twitterでも漏らしましたが、暁塾で感動的だったのは、小学校4年の谷口叶多くんが、山本先生の誕生日に「献上」した自作詰将棋作品集です。なんと解説まで付いている!センスも抜群。詰将棋書籍収集家の磯田さんが欲しがるかもしれない、って話で盛り上がりました。谷口くん、ここで紹介しちゃいますけど、著作権でクレームつけないでね(笑)。

 もう一人の森太陽くんはまだ2年生ですが、きちんと我慢ができる将棋を指す子で、私は二枚落ちでしっかり負かされました。しかし関西の「谷口」「森」は、いずれも詰将棋界では重鎮。その血筋?ではないようですが、名前だけでも将来性が半端ない!!

 なお、山本さんは地元で「人間将棋」のイベントができないかと模索中だそうです。「どうせなら人間詰将棋にしたら?」という竹中氏の強い提案もあり、もしかすると史上空前の人間詰将棋イベントが、鶴見区近辺で開催される日も来るか?

 

 

 

 2次会は将棋バーwarsさんに移動してkisyさんと合流。

 しかしまあ詰将棋の団体ってのは、気味悪いんでょうね。指し将棋派の他のお客さんからも白い目で見られている感じがひしひしと伝わります。

 温かく話し掛けてくれたのは、たまたま立ち寄った稲葉陽八段だけでした。そしてkisyはそれをいいことに、鬼のような変化と四種合を含む67手詰とかを出題しておりました(笑)。稲葉先生、すいません。気さくにおつきあい頂き、ありがとうございました。

 しかし岸本くんが今考えているという構想テーマは全て斬新で面白く、仕上げの技術の進化もすさまじいものがあります。初対面のときに「再来年の看寿賞作家」とか申し上げましたが、読みは当たってるかも知れません。受験で一時的に詰将棋を自粛するとのことですが、Twitterの人気者だし、kisy一族総統という立場もあって、そう簡単に足抜けできないかな? 受験も詰将棋も頑張ってください。将棋バーwarsにさりげなく、kisyの色紙を飾って来れば良かったかと、後悔しています。

 

 

 

 というわけで、お陰様で関西版はまったりと、楽しく過ごすことができました。参加した皆さん、ありがとうございました。山本さんに「代表作」をお送りくださいね。

 個人的には「宗角」さんと、「がもうの」さんにもお会いしたかったのですが、それはまたの機会に。「なにわのことも夢のまた夢」で、今日からまた仕事に戻ります。

 


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 2018年9月8日(土)、都立商業高校合同学習「東京プランニング・ラボ」第1回が開講されました。

 

 これは、東京都立商業高校の生徒に実践的なマーケティングの学びを体験させることを通じて、ビジネスに対する本質的理解や進路ビジョンの形成に繋げようとする試みで、東京都教育委員会による商業教育改革の一環として実施されるものです。

 本案件につきましては、私・山川がその講師、講義計画立案、コーディネートを務めておりますので、これから少しずつ報告させていただきます。

 

 東京プランニングラボへは、都立の5つの商業高校から30名の生徒たち(主として1年生)が自主的に参加、これからマーケティングプランニングの基本を学びながら、都内協力企業・団体が提示してくれたテーマに対し、企画立案を進めていきます。

 また、日経流通新聞を活用した情報収集と分析、最近売れているお菓子を食べながら販売好調の背景を考えるなど、楽しみながら学習を展開できるプログラムも用意したつもりです(下図)。

 

 

 商業高校にはもちろん、「マーケティング」の科目(選択)はありますが、正直言ってあの教科書では実践的なプランニングは難しいと思います。

 本プログラムでは、「マーケティングの仕事とは」「情報収集・調査、分析の基礎」「ターゲット設定と顧客理解」「コンセプトワークと発想法」などに絞り、実務に直結する方法論の獲得を目指します。このうち2回は大学生の"助っ人"を招き、高校生とは違った視点からのアドバイスを貰える機会もつくりました。
 約半年間の学習・調査・企画期間を経て、2019年3月23日(土) には、協力企業の方を招いてのプレゼンテーション、成果発表会(6チーム6テーマ)を行う予定です。

 

 昨日は初回ということもあり、生徒たちはやや緊張した面持ちでしたが、ディスカッションや発表などが活発に行われ、互いに大いに刺激になったようです。講師としても、次回が非常に楽しみです。

 この夏は、本プログラムの立案や企業への依頼、調整などでてんやわんやでしたが、昨日に高校生たちの生き生きとした姿を見て、夏バテが吹っ飛びました。

 

 なお、企業やNPO法人、大学・専門学校、地域・商店街等の立場から、都立商業高校生にビジネスを実地に学ぶ機会を提供してもいいという方、本カリキュラムにご興味があるという方は、ぜひご一報ください。

 

 

 

■「東京プランニング・ラボ」概要

・学習期間; 2018年9月8日~2019年3月23日(7ヶ月間)、月1回開催・@3h×7回
・開催場所; 都立第四商業高校(練馬区貫井3-45-9)

・主催; 教育庁指導部高等学校教育指導課 「商業教育コンソーシアム東京」
・講師; 山川 悟(東京富士大学経営学部教授・マーケティング論)

 

■参加高校(全て東京都立)

・第三商業高校

・第四商業高校

・大田桜台高校

・芝商業高校

・葛飾商業高校

 

■課題提供企業(敬称略・順不同)

・伊勢半本店

・花王

・日経メディアプロモーション

・光文文化財団

・中野製菓

・東京都信用金庫協会

 

■商業教育コンソーシアム東京・webサイト

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/school/content/consortium_tokyo/consortium_tokyo.html

 

 


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毎週金曜日は、ムサビで講義です。

前期は「ブランドマネジメント戦略論」という科目を担当、2~4年生40名の受講者がおります。

前任者の岡本慶一先生より引き継がせていただきましたが、クリエーターの卵が相手なので、ある意味「本気」モードで臨めるところが嬉しいですね。

 

5/25は「ブランドとデザイン」という、本講義の肝となるようなテーマ。

ブランドとデザインといっても、経営戦略としてのデザイン、VI(ビジュアル・アイデンティティ)に限らず、プロダクトデザイン、パッケージデザイン、スペースデザイン、広告・販促物のデザイン、車両やユニフォームのデザイン、キャラクターデザイン、webサイトのデザイン等々、話は多岐にわたります。

特に昨今では、「デザイン」の範囲が拡大しつつあり、「感覚モダリティ」「ユーザビリティ」「顧客体験」の三点についても軽く触れました。

(顧客体験のデザインについては、6/8からのワークショップで本格的にやる予定)

 

「サンタクロースの服はかつて紫や白など多様な色で描かれていたが、コカ・コーラ社が1931年に作ったポスターによって「赤」(つまり同社のイメージカラー)に定着した」という話をするわけですが、そのついでにサンタクロースのモデルの聖ニコラウス(キリスト教の司教)、さらにはその源流にあるサトゥルヌス信仰にまで話が及んだのは、ちょっとやりすぎ?でしたか(笑)。

前期講義は、7/20まで続きます。

 

 

 

 

 


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イオンカードの有効期限が切れたのに、カードが送られてこない。

こちらもまあ、6年も使ってないからどうでもいいのだが(イオンなんかいかない)、ちょっと不安に思ってオペレータに問い合わせる。

 

「~の方は、1と#を押してください」とかいう自動音声を延々と聞かされた末(だいたい、この時点で電話を切る人が何%いるんだろ?)、クレジット16桁を投入し、やっとこさオペレータとつながる。

氏名、住所、生年月日、電話番号を答え、今回の件で問合せると、「お客様は長期間ご利用がなかったため、カードが更新されず、資格停止となっております」とのこと。

「それって、何年使ってないと停止になるとか、会員規約に記載されているんですか?」と尋ねると、「知識不足でわかりかねます」。

「更新されない旨、事前連絡してくれたんですか?」との問いには、「DMで行っているはず」という回答である。

「いつ頃そのDMを送ったのか」と聞いたら、「では担当部署に問い合わせます」とのことで、しばし電話を切って待たされる。

 

再度電話がかかってきて「申し訳ありません、DMはやはり送っておりません」という平謝り。

うーむ。なんじゃそりゃぁぁぁ?

ここまでの対応で十分ひどすぎるのだが、

「こちらは申し込んで会員になったのだが、会員資格をそちらは一方的に停止できるのか? 滞納だの、虚偽記載だのであれば別だけど、単に使ってないからという理由で停止されるのは納得できない」

と食い下がったところ、「担当部署から連絡させます」とのお返事である。

まあ、クレーマー扱いですなあ(笑)。

 

今度は外注先のオペレータからではなく、イオンカードの管理を担当する子会社の人から電話。

連休中なのにすいませんなあー。

で、いろいろ言い訳を言っていたが、要約するとただの平謝りであり、「そうしたお問合せも多いので、本社に改善要求を出している」とのことだった。

「一定期間使用のない場合は更新しないの一文を、第11条に追記すればいいんじゃないですか」と尋ねたら、「そういう細かいことは書かない」だって。

細かいことじゃないだろ!!

 

そもそも、こうしたクレジット機能付ショッピングカードは、ロイヤルカスタマープログラムであり、上顧客囲い込みの手段である。

休眠顧客は切り捨て、更新しないときは何の連絡もしないのは、もちろんコスト削減という視点からは正しい選択であろう。

しかし、そんな事情などユーザーには関係ない。

カードが送られてきたはずなのに、他の郵便物に紛れて自分で紛失したのではないかとか、万が一配達する郵便局員が不正利用してたらとか、そんなつまらない不安を抱かせるだけである。

申し込みプロモーションで会員をひたすら広げすぎたために管理コストが肥大し、こういう事態に陥っているわけで、ほぼ自業自得ともいえる。

 

今回問題視したのは、以下の点だ。

・クレジットカードであるにも関わらず、利用者に自動更新しない旨の連絡をしてこない

・一定期間使用していないカードを自動更新しない点について、会員規約に記載がない

・その「一定期間」が何年なのかについて、社内でも規定がない

・もしかすると内規があるのかも知れないが、それを利用者に語れない何らかの理由がある

・顧客接点である外注先のオペレータに知識がなく、出まかせでいい加減なことを言う

 

しかし、これは氷山の一角ではないか?

個人情報の管理含めて、イオンカードはこれからかなり危ないような気がする。

 

地方の中小スーパーで、食の安全や地域活性化、買い物難民対策などに必死に取り組んでいる例をいくつも知っている。

利益を度外視しても貫き通し、文字通り地域の生活を支えているスーパーもある。

小売業が顧客と向き合うとはどういうことを指すのか、イオンはもう一度考え直した方がいい。

 

少なくとも「顧客管理」だけは、されたくないのだよ、これ以上。

 

 

 


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静岡県内のみでチェーン店運営をしている「炭焼きレストランさわやか」には、県民のソウルフードとして定着している「げんこつハンバーグ」がある。

静岡県出身者が上京した時、「東京には「さわやか」がない!」とパニックになるほど、地元で愛されているメニューだという。

横浜勤務時代、さわやか切れの衝動に襲われて高速バスで食べに行き、ビジネスホテルに宿泊して「朝帰り」したという漫画家の山本さほさんが「完全攻略漫画・『さわやか』への愛と肉汁を詰め込んでみた」(「ジモコロ」掲載)を執筆、同店への強い愛情表現が話題になっている。

 

 

埼玉県のバイパス沿いで地味に営業展開していたはずの山田うどんが一躍注目を浴びたのは、ライターの北尾トロ、えのきどいちろう両氏による一連の応援行動である。

彼らは2012年を「山田元年」と呼び、「愛の山田うどん」(河出書房新社)、続編の「みんなの山田うどん」という山田関連本の刊行や、えのきどがMCを務めるTBSラジオ番組での繰り返し絶賛行為、ファンイベント「山田うどん祭」など、ほぼ自力のメディアミックスによって山田愛を発信し続けた。

またこの過程で、チェーン店全店舗(200店)を制覇したコアな山田ファン(マス岡田)の発掘や、作家の角田光代、ももいろクローバーZら、さまざまな世界の「山田者」を巻き込み、山田うどんを人前で堂々と「好き」と言える存在に変えていったのである。

 

 

いまや日本酒の中で、世界に誇るトップブランドといえば「獺祭」(旭酒造・山口県岩国市)であろう。

経営不振で杜氏に見限られ、蔵元の経営者である桜井博志氏が自ら酒造を手掛けた結果、非常に雑味の少ない味を志向し、再三の努力の末にモロミを無加圧の状態で遠心分離(業界初)することに成功する。

獺祭がまだマイナーであったころに、山口県出身者が東京で指名飲みし、首都圏市場でそれなりの売れ行きを示したところから、販売の核が出来上がったといわれる。

しかしブームに火をつけたきっかけは、「新世紀ヱヴァンゲリヲン」で葛城ミサトの愛飲する銘柄の一つとして獺祭が登場するシーンであった。

これはエヴァの作者である庵野秀明監督が、山口県宇部市出身であることに起因していると言われている。

 

 

岩手県花巻市のマルカンデパートは2016年、耐震不適合と建物老朽化のため閉店を余儀なくされた。

しかしリノベーションの専門家が経営権を引き継ぐ形で、2017年2月、あの巨大ソフトクリームで有名な「大食堂」が復興を果たす。

そしてこの復興劇の裏側には、地元住民の強い支援活動があった。

花巻北高校の生徒たちによる署名活動、地元のワインバーの経営者は「マルカン応援ワイン」、蔵元の五代目は「マルカン応援焼酎」を自主的に発売、またUターンしてきたグラフィクデザイナーは「マルカン思い出写真集」、趣味でライブ活動を続ける新聞店社長は「マルカン・ブギ」のCD、地元イラストレーターは「大食堂のポストカード」を制作するなど、「出来ることでの応援」が相次いだ。

特に、マルカン百貨店への思いをつづった歌手・日食なつこさんの曲『あのデパート』は、泣けるPVとして話題を集めた。

 

 

…こうした事例に共通するのは、顧客の中のクリエーターがファンを代表して「応援する気持ち」を表現し、関係者以外の多数の人たちから注目を集めるような応援のプラットフォームを作り上げた、ということだ。

 

これらを見て「ああよかったね」で済ますのではなく、少し立ち止まって考えてみたい。

 

顧客は単に「消費者」や「利用者」、あるいは「潜在顧客」ではない。

ましてや、「攻略」し、「管理」する「市場」などではないのである。

何かを語り、構想し、表現し、行動し、協力し、創造する生活者であり、その総合的な人格・能力とおつきあいをすべきなのではないだろうか。

言い換えると、顧客の持つ企画力、創造力、行動力、表現力、影響力、利用経験などによって、ブランドが支えられることもある、ということだ。

これを私は「顧客コンピテンシー」と呼びたい。

優れた業績を上げる社員の能力を「コンピテンシー」という言葉で言い表すことがあるが、このコンピテンシーは、社員だけではなく顧客側にも存在するということだ。

顧客の中には、高いクリエイティブ能力やセンスを持った人がいる。

そうした方に、ブランドの世界観を表現してもらう機会を引き出すことが、今日のマーケティングのひとつのポイントである。

 

さあ、「お客様の中で、どなたかクリエーターの方はいらっしゃいませんか?」…と呼び掛けてみよう。

もちろん「士業の方」「エンジニアの方」「プロ選手の方」…でもよいだろう。

 

きっと、素晴らしいリアクションが返ってくるかもしれない。

 

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