月刊「ゲレラ3」の創刊 | 不況になると口紅が売れる

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 朝日新聞を批判し、けなし、冷笑しながらも25年間、愛読し続けている私だが、今朝の「文化」欄は圧巻だった。

 水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫3氏の娘による対談で、それぞれ「ゲゲゲの娘(水木悦子さん)」「レレレの娘(赤塚えり子さん)」「ラララの娘(手塚るみ子さん)」という肩書きもまた面白い。

 それぞれの父親のエピソードも異常で面白いのだが、やはり身内というのは、相手が大御所であろうがなんだろうが関係ないので、作品に対する見方が一種独特のものがある。例えば「ドン・ドラキュラはつまらない」、「レッツラゴンはやばい」とか。なるほどなあ、そう来たか、という感じである。


 るみ子さんは、子供の頃きっとウランちゃんみたいだったんだろうな、という感じがするし、えり子さんは、しっかり者のバカボンのママ的雰囲気がする。悦子さんは、失礼だが…妖怪(!)っぽい。

 この3人のプロデュースで、マンガ雑誌を立ち上げたら、面白いのではないかな?

 月刊「ゲレラ3」という呼称は「ゲゲゲレレレラララ」の略で、「ワンダー3」にも、ちょっとばかりひっかけている。

 復刻作品、コラボレーション、トリビュート作品やパロディなど、21世紀のこの時代に彼らの作品世界を広げていく場としていく。そのコアとなる発信基地は、やはりマンガ雑誌がいい。

 ネタに困ったら、また対談してくれてもいいしね。対談集で10万部は売れるでしょうね。


 しっかし「トンちゃん」ね。

 赤塚先生、寝たふりして実は「20世紀少年」とかちゃんとチェックしてて、数年後「やっと「ともだち暦」になったんで、ぼく復活したよ…。あのロボットみたいでしょ」とか言いながら世の中に出てきたら…、すごいだろうなあ。