「友近飛ばし機能」をＨＤＤレコーダーに内蔵して欲しい、と書いたことがある。
「みのもんた」「小倉」「有働ユミコ」なども事前に登録しておくと、録画した映像から、そうしたタレントが出てくるシーンやＣＭもカットしてくれるという機能。ＣＭカットができるんだから、そのくらいできてもいい。
これは売れるはず！
昨今のテレビ番組の低水準ぶりは、視聴者側をして「見たくないものをいかに見ずにすますか」に腐心させる状況を呈していてる。どのみち「つくりものの世界」なのだから、少なくともそこでは美しいものだけを見ていたい、という気持ちもある。
いまや、情報過多社会なのである。
だから、「これは好きでしょ？」「これお薦めです」という情報を提供しようとするのは、もはや単なるおせっかいにすぎないのだ。おまえらキカイごときに言われる筋合いはない、という本音もある。
反対に、「これ要らないよね」「余分なものはとっておいたから」という情報削除型のサービスが求められるのではないかな？
まあ、冷静にみれば、有害サイトにロックをかける機能とか、迷惑メールを自動的に排除する機能とか、そういうものと同じである。
誰しも「好きなこと」は、放っておいても自分から入手しようとするのだ。
むしろ嫌いなものを上手に排除することこそ、キカイにできる最大限の奉仕ってやつだと思う。