現代社会は、
「過剰適応/なんちゃって適応/不適応」
というキーワードで、ある程度分析することができるかもしれない。
この、環境への適応能力や資質ついて象徴的なのは、
「エヴァンゲリオン」に出てきた「シンクロ率」という概念である。
シンジのシンクロ率が高いのは当然であり、
父親であるゲンドウも、そんなこたぁ最初からわかっていた。
なぜなら、シンジは自分のDNAをひく存在であるから。
ゲンドウは、息子に過剰適応環境=高いシンクロ率の場を与える。
これはまた、現代の社会がさまざまな意味で「世襲制」に回帰しているのを
うまく象徴している(政治家からボクサーまで)。
ただ、過剰適応できる環境で新しい価値が創出できるか、
さらには本人が果たして幸せかどうか、そこが問題だ。
例えば、高シンクロな奴は、同時に暴走の危険性も秘めている。
オウム真理教の教徒たちは、結局この暴走を起こしてしまった。
よって問題は「なんちゃって率」であろうかと思っている。
理想を言うと、シンクロ率76%くらいの環境。
残りの24%(なんちゃって率)は、環境への違和感であると同時に、
自らのアイデンティティとみなし、付加価値創出の源泉とするのがよろしい。
76%に根拠はないけど、
「カオスの縁」が、だいたいそのくらいだったと思う。