カルチャーモデル③ | 不況になると口紅が売れる

不況になると口紅が売れる

~遊びゴコロで、世界を救おう!~

以上の話を再び、一般的な商品のマーケティングに戻そう。

さきほどの議論の延長で考える限り、

企業が消費者との間で、

豊かなマーケティングコミュニケーションを成立させるためには、

以下のふたつの交換ルートを確立する必要がある。


■ビジネスモデル(経済交換のシステム)

 企業→商品→消費者


■カルチャーモデル(文化交換のシステム)

   ①ブランドバリュー

        ↑

 企業→ブランド←ファン

        ↓

   ②ブランド関連情報


ブランドに対しても、データベース消費として楽しめる場(例えば企業博物館など)と、

ブランドバリューについて語り、高めあう場(例えばブランドコミュニティなど)との

両方が必要というわけだ。

仮に日産自動車の「セレナ」というブランドであれば、

「楽しい子育て」といったバリューについての情報交換の仕組みが、

カルチャーモデルの核となっていく。

このバリューの下では、送り手である日産のマーケッターや商品開発者も、

それなりに謙虚にならなければならない。


一方、カルチャーモデルにおけるやりとりを、

マスターゲットに対して可視化させるのも有効な策である。

これによって、カルチャーモデルが単に文化事業に閉じることなく、

経済的な成果にもつながる可能性がある。

カルチャーモデルそのものを、プロモーションの源泉とさせていく戦略だ。

これについては「フォーカス→マスプロモーション」というキーワードで

改めて考えてみたい。


コンテンツのマーケティングモデルを、

一般商品分野に転用できる(唯一の?)考え方として、

この「カルチャーモデル」を挙げることができる。