「送り手→コンテンツ←受け手」の仕組みづくりが必要だと述べた。
しかし、送り手と受け手との交歓が生まれるためには、
コンテンツそのものに限らず、
コンテンツを成立させている世界観を語り合う環境が求められる。
世界観の定義もまたいろいろだが、
「表現テーマ・価値観・理念」にあたる要素と
「登場人物や設定」にあたる要素が合成されたものとみなしたい。
図示すると、次のようになる。
①テーマ・価値観・理念
↑
送り手→コンテンツ←受け手
↓
②登場人物・設定等
「②」は、大塚英志や東浩紀の言う「データベース消費」 の領域である。
このフィールドを作り出すのは、比較的簡単だ。
要するにフジテレビ戦略にすればいい、ということである。
本来のカルチャーモデルであれば、「①」の成立を志向したい。
作者と読者とが共有する価値観が明確であるということ、
作者は決して「神」などではなく、この価値観に基づき、
読者要請に対応して作品を開発する役割に過ぎないことへの認識
…が「①」を成立させる条件である。
エンタテインメントであれば「②」だけでもよい。
ただ、こうしたカルチャーモデルを必要とするのは、
コンテンツでも、むしろマイナーなジャンルの方であろう。
そうしたジャンルであれば、「①」のルート形成が不可欠となろう。