オフィシャルコロッケサプライヤー | 不況になると口紅が売れる

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 商店街の活性化というテーマについては、かなり昔から色々と取り組んできており、最近では「商店街のキャラクター」とか「街のコンシェルジュ」とか、いろいろな試みが生まれてきている。

 しかし、「オリジナリティ」と「ブランド化」という点においては、なかなか新機軸を打ち出し切れない。というか、商店街だけの力では、なかなかそこまで到達しきれないのだ。それはある意味、仕方がないことでもある。

 そこで、商店街がまるごと、何かのオフィシャルサプライヤーになることで、オリジナル商品・ブランド化を促進するという方法を考えてみたい。

 商店街として応援するチーム(Jリーグでも、高校野球でも、劇団でも何でもいい)を決めてしまい、応援のためのオフィシャルグッズを各店舗が規定、それを共通ブランドで売り出すといった形にするのである。むろん売上金の一部は、応援対象に還元する。確認してはいないが、浦和レッズを応援している商店街などは、たぶんそれに近い試みをしているはずである。

 

 特に注目したいのが「肉屋のコロッケ」だ。中高生の頃、学校帰りにわざわざ遠回りして、肉屋のコロッケを買いに行ったもんだ。店の前で食べる、揚げたてのコロッケの美味さは、忘れたくとも忘れられない思い出のひとつである。今から考えると、あれはファーストフードの先駆けだったのかも知れない。

 商店街で唯一?オリジナル商品が成立するとするなら、この「肉屋のコロッケ」ではないだろうか。このコロッケを皮切りに、商店街のオフィシャルサプライヤー商品化戦略を進めるのだ。

 肉屋がまず、「応援オフィシャルコロッケ」を販売する。話題になる。マスコミが取材に来る。商圏以外からも人が集まってくる。それに追随する形で、弁当屋は「応援オフィシャルカツ弁当」、帽子屋は「応援オフィシャルサンバイザー」、床屋は「応援オフィシャルカット」…というように、みんなで何かを応援するためのグッズ販売を商店街で協力するといった仕掛けをつくる。「がんばれ●●」といった、応援スローガンとロゴを用意し、そのステッカーを付属品としてつけるだけでもオリジナリティは成立する。

 狙いは、地域の「自慢」をつくること、売り手と買い手の共通の話題を成立させること、商品の購買機会と付加価値を生み出すこと…などなどだ。文化やスポーツ振興にも直結する。むろん応援先との交渉は必要だが、基本的に応援される側が拒否することもないはずなので、win-winになると思うのだが、どうでしょう?