テストされる身体 | 不況になると口紅が売れる

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~遊びゴコロで、世界を救おう!~

 講義中に「戦隊ヒーロー番組の番組名『●●戦隊××レンジャー』と、その内容を考えなさい」といった課題を出す。

 時間は15分程度、何人かに発表してもらう形をとる。


 すると、大学生たちは、静か~にお喋りもせず、一心不乱にその課題を考えはじめる。中には、真剣に悩んでいる学生もいたりして、本当にシュールである。まるで、入試を受けているかのように、こんな課題に大真面目に取り組んでいる。

 どっちみち解答は「恋愛戦隊フラレンジャー」とか、そんな内容である。が、そんなことを書くのに、カリカリとシャープペンを動かしている姿を見ると、なにやら哀愁すら感じてしまう。

 「テストをするときの身体モード」に、完全に入っているのである。彼らはこうやって、学校でも塾でも、今までずーーーーーっと、テストをやらされてきたんだな、とつくづく感じた。何もそんな態度で取り組まなくてもいいのだよ、周囲と喋りながらでもいいし、携帯使って調べながらでもいいし、雑誌見ながらでもいいからね、と言っているのたが、やはりテストモードに入ってしまうのだ。


 役人になるのなら、それもいい。しかし役人以外の道を歩むのなら、リハビリが必要だな、と思う。世間的に優秀と言われている大学生ほど、テスト身体の呪縛を解除するためのリハビリが必要である。

 楽しみながら勉強する所作、リラックスしながらアウトプットする所作が、まったくできていない。可愛そうである。

 「リハビリテーション」という教養課目とか(笑)、どうでしょ?