物語コミュニケーションの強みとは | 不況になると口紅が売れる

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~遊びゴコロで、世界を救おう!~

「クリエイティヴ脚本術」から、これがたぶん最後のコメント。

最終章で「創造的無意識が繰り返し語られるにふさわしい出来事を変容させて人生の秘密を含んだ物語にする」とジェームズ・ボネットは語る。

つまりは、こういうこと?

■人生の秘密のエンコード(作者)=創造的無意識→古典的創出→物語

■人生の秘密のデコード(読者)=物語→解読のための文法→意味・教訓

作者側の創造的無意識と、読者側の創造的無意識との共鳴が成立することによって、物語コミュニケーションは「強い」ものになる。


広告においても、このように制作者と消費者との無意識間でコミュニケーションが成立する場合がある。

その状態こそ理想であり、全ての広告制作者が目指す頂であろう。

それは、広告表現というものがはじめて「文化」として認知される水準といえる。


しかしビジネスというのは、そんな甘いもんでもない。

そんなまだるっこいことを、大半のクライアントは望まないし、そもそも無意識の響き合いなんぞ、理解しようともしないのである。

ではどうするか?

クライアントには、建前上の表層的なコンセプトを提示しつつ、表現の真の意味を隠し持つのである。


消費者とは深層で会話し、クライアントとは表層で会話する。

それがクリエーターのビジネス技術、ってところか?