その相手が見えていますか? (リアルターゲット設定の話) | コピーライター 兼 中小企業診断士の日常旅

コピーライター 兼 中小企業診断士の日常旅

ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

「ターゲットを絞れ!」マーケティングではよく言われますが、その絞る基準として、①エリア(住んでいる地域)、②属性(年齢、性別、収入など)、③価値観(ライフスタイル)、③消費行動(求める便益、使用頻度など)があります。

これらを組み合わせて、例えば美容室の場合「静岡市に住む2030代の仕事を持つ独身女性で、可処分所得が高く、オシャレに興味がある人」のように設定します。

これはこれでいいのですが、これをさらに細分化し、たった一人にまで絞り込むことをリアルターゲット設定(ペルソナマーケティング)といいます。

名前はもちろん、年齢、住所、職業、収入なども決め、一週間の過ごし方も明確にしていくのです。イメージに近い人物写真やイラストも描かれ、本当に実存する人物として立ち現れてきます。(芸能人に例える場合もあります。)

なぜ、リアルターゲットを設定するのかというと、ターゲット像が広すぎると、人によってとらえ方が異なり、とくに営業部、宣伝部など、多くの社員を抱える会社の場合、適切なマーケティングを行う上で、ターゲット像を共通化させる必要があるからです。

そして売る相手が明確になれば、どういう商品やサービスを作ったらいいのか(商品づくり)、何を話したらいいのか(コミュニケーション戦略)、どんな媒体を見ているのか(メディアプラン)なども明確になり、投資対効果が高まります。

さて、あなたのビジネスのリアルターゲットは、どんな人でしょう?