なんと、静岡市のサウンドギャラリーりぶるの一角を間借りしている中古レコード店で、小生が小学生の時に買ったベートーヴェン第九のレコードを見つけた。(小学生の頃からベートーヴェンが好きだったとはずいぶんませた小僧だったんだな)。この印象的なジャケットでその一枚だと確信した。
針を落としてみたら、これがまたものすごい演奏。イッセルシュテット指揮によるウィーンフィルの演奏はとても古典的だが、かの20世紀の遺産とも言われるフルトヴェングラーのバイロイトの第九に負けないほどいいかも。
1951年のそれは第二次世界大戦で敗北したドイツ国民を鼓舞するものとしてものすごいエネルギーを感じるが、こちらは端正に刻まれた端麗な古典美、様式美なのである。実に45年ぶりの夏の再会なのであった。



