ダイレクトレスポンス広告を求めて | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。




これは3月9日の朝日新聞の朝刊に掲載されたメナードの企業広告です。

 

ちょっとコピーを紹介しますと・・・

 

その肌は、生き方さえ変えるかもしれない。

 

100年前、こんな60代を誰が想像できたでしょうか。

2014年、大人の女性は驚くほどアクティブに、軽やかに、そして美しくなっています。

年齢を重ねてもなお、人生を生き生きと楽しむ女性を美しい肌で応援したい。

長年の研究の末、メナードがたどりついたのは幹細胞でした。

 

幹細胞は肌の生まれ変わりの核を担う、

あらゆる細胞の起源。

「美しい肌を保つ」という従来の概念から、

「美しい肌を生み出す」という新しい挑戦へ。

もう、未来は始まっています。

 

年齢にとらわれるいことなく、全ての女性が美しく生きていくために。

私たち1人ひとりの肌と心に寄りそっていきます。

 

美しさにまごころこめて

MENARD

 


私はこれを読んで、紙面の中に商品を探してしまいました。ここで言っている幹細胞に働きかける化粧品とはどれだろう?
でも、惜しいことに商品は載っていませんでした。
この広告は企業のイメージ広告だと言ってしまえばそれまでですが、消費者の心理はそう働くはず。

幹細胞に働きかける商品はまだ開発中なのかもしれませんが、現在の商品群を載せて悪いということはありません。
載せれば、必ず商品の売り上げは伸びたはず。まったくもったいないことです。

消費者は企業の自慢など聞きたくないし、また、紙面がきれいだとかは関係ないのです。ただ、興味があるのはそれが自分にとってどういいのか?

 すべての広告はダイレクトレスポンスが得られるようにつくりたい。思わず、そう感じてしまいました。