備えあれば憂いなし
タバコをやめて無事1年が経ちましたが、やめた弊害で13kg増えてしまいました。
前回の白馬登山 は、これが原因でヒザが完全に悲鳴をあげ、大変な思いで下山したのです。
なので今回の登山が決まってからというものは、帰宅後マンション14階を5往復の訓練をしてきました。
鉄アレイ3kgを両手に持ってなので、なかなかしんどい訓練でした。
(訓練は飲まない日だけだったので、結果10回ぐらいしかやってませんが・・・)
今回の立山連峰も3000m級
なかなか不安を払しょくするまではいきませんでしたが、やればやるほど楽にはなっていったので「多分大丈夫」という感じで本番となったのです。
今回のコースは立山連峰の縦走
(写真左端のほうから登り、右端まで尾根づたいを歩きます)
急坂でのアイスバーンなど難所もそこそこあったけどアイゼンも持って行ったし、1年のブランクと13kgの増量もなんのその、総じて楽に登れたのでした。
これもすべて前もっての訓練や準備があったからだと思います。
しかし、つくづく登山は経営に似ているなぁ~と思います。
今考えうるだけの万全の準備をすれば、大抵の事態にも対処できる!
頂上へ着いた時の達成感は、目標達成と同じ!
最大のご褒美はうま~いビール!
みんなで目標達成してうまいビールを飲もうぜ!!
教育体制
自分が初めて就職した会社は一部上場で社員数7千人もの大企業だった。
入社してすぐに電話応対や名刺交換の仕方、日経新聞の読み方までも教えてもらった。
また、何か月かすると青葉台にある研修センターに何日か泊りがけで新人研修があり、それからも何かしら名目のついた研修が定期的に何度もあった。
その当時は、全国に散らばった同期に会えるのが楽しみで研修のことなんてあまり印象に残っていなかったが、今思えばすごい会社だったと感心する。イデアにはまるでそういう教育体制がない。
昨年は、そのような中でできることからやってみようと環境だけ用意して、あとは自主性にまかせトライしてみたけど、これは残念ながらうまくいかなかった。
日常業務にかまけて参加しなかったのと、なにが必要なのか、必要とされているのかを的確に伝えなかったからだろう。
OJTはどうしても個々人によるムラや職種による片寄もできる傾向があるし、やはりある程度の土台作りは別途やる必要があるのだろう。そろそろ・・・いや遅いぐらいだ。
本来の今年のスローガンは、「UP GRADE 」
(震災により「GIVE THE POWER!」に変えたが)
下期は震災の影響を受けた上期分をカバーしなければいけないので、時間も限りがあるが
「企業は人なり」
ここでしっかり教育体制を創ってゆくことが、人を成長させ会社を中長期的に大きく発展させることになるのだろう。
チャンスの無駄遣い
ボルトが200mで金メダルを取りました!
100mではまさかのフライングで失格。
勝負の世界は本当に厳しい。
ちょっとしたミスで今までの努力が水の泡になってしまうのですから。
しかし、だからこそ強くなれるんですね。
この世界陸上を見ていて、チャンスが多すぎるというのは考えものだな、と思いました。
多すぎると、「失敗しても次があるや」とか「間に合わないからまたの機会にしよう」とか思ってしまいます。
要するに、そのチャンスに対して努力がいい加減になるし、中途半端な状況でチャレンジしてしまうのです。
特にそれは与えられたチャンスだとそういう傾向はなおさらでしょう。
チャンスは本来そんな出てくるものではありません。
もし与えられたチャンスが一つだけしかなかったら・・・
もし自分自身でやっとつかんだチャンスであるなら・・・
当然、決して逃さない努力をするでしょう。
「チャンスの無駄遣い」をしてはいけない。
そんな気づきを与えてくれた世界陸上でした。


