私の院では初めに時間をかけてカウンセリングをするのですが
それはこの人はどうやったら痩せられるのかな?と言う
「処方箋」のようなものを作るためにも最初はとても大事なんです。
そこで一番注意しなければならなかったこと、それは
その人の言う事を鵜呑みにしない、という事。
いや、疑うわけではないんです。
疑うのではなく、その人の痩せない原因が
見つけられなくなると困るからしかありません。
皆さんはなぜ痩せられないか、そしてどうやったら痩せられるか
を知りたく、痩せるために来るわけですから、
皆さんの記憶に頼って埋もれたものを発見できなければ話になりません。
邪魔をしてしまうのは「あいまいな記憶」なのです。
「そんなに食べてないのに、何で太るのかがわからない」
この言葉一つをとってみても
そんなに食べていないのが、客観的に見てどうなのか、
食べすぎがその人の普通なのか、それとも食べなさすぎで
痩せない体になっているのか、
これを間違えるのは非常に致命的ですからね。
ある人が講演をした時に、1回目にの登場と3回目の登場の時に着替えて
「最初に何色の服を着ていましたか?」と聞くと
みんなが答えられないと言う話しを効いた事があります。
実はグレーのセーターを着ていたんですけど、しばらくして一人が
「赤だった」と言うと
「あ、そうだそうだ」とみんなが言い出した。
記憶ってそういうもので、この最初に言った人が、
どこかで赤と言うイメージを持ったのかもしれないけれど、
その印象と言うものを記憶だけではなかなか超えられない。
ダイエットの場合もそうです。
ガマンしたり、辛い事をやったらその印象ばかりが残ったりする。
実際は食べている日が多い場合でも、ガマンの記憶が強烈過ぎて
そう思ってしまっていることが多々あるんです。
そこで記録をとっていれば、何を減らしたらよいのかや、
何を食べていても大丈夫なのかが具体的にわかりだして、
その印象を払拭できるんです。
この辛いと言う思いを払拭する為には、
まずは自分の事を知る必要があるんですよね。
この作業を飛ばして、絶食なんかすると目も当てられません。
敵を知るのにはまず己から、です。
最終的には「元に戻らない」カラダにすることこそが目的なのですから
最初の土台をきちんと作り上げる事が重要です。