【書籍情報】
仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方
宇都出 雅巳
出版社: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016/8/12)
ISBN-13: 978-4844374930

【概要・コメント】
ミスをしないことを多くの人は才能のように思っているかもしれない。

 

しかし,人間工学や認知科学を勉強するうちに,まず根本的に(仕組みとして)ミスをしないという人はいないということ,そして"ミスをしない人"は,ミスをしないための環境を整備するという技術が長けている人のことだということが分かる.

 

ミスをしないことが,(天から与えられた)才能ではなく,技術である以上,それを磨くことが可能であり,また適切に磨くためには,その指針となる教科書が必要であろう。

 

本書は以下の4つのミスについて,学術的な表現にはこだわらず,平易な文書で書いた書籍である。

1 メモリーミス(忘れた! )
2 アテンションミス(見落とした! )
3 コミュニケーションミス(伝わっていない! 聞いていない! )
4 ジャッジメントミス(判断を間違えた! )

 

自分のミスを少しでも減らしたいと思っていると人には,お薦めの書籍である。

長い文章を読むのが苦手な方には,まずは1.メモリーミスと2.アテンションミスの
2つだけを読んでみることをお薦めする。

【書籍情報】
三匹のおっさん
有川 浩
出版社: 文藝春秋 (2012/3/9)
ISBN-13: 978-4167831011

 

【概要・コメント】
とにかく,とても軽い内容の小説である.

気軽に読めて気晴らしには最適な内容であろう.

 

定年を迎えて,引退状態となった老人たちの前向き(かつ危険たっぷりな)取り組みを描いた小説である.

 

平均寿命が延びるに従って,高齢者の第二の人生の過ごし方が問われるようになってきたが,この小説に出てくる老人は皆,前向きでかつ活力に溢れている点が素晴らしい.

 

現実の世の中の老人も,この小説のようにとは行かないが,第二の人生に相応しい生きがいを見つけて欲しいものである.

 

 

 

 

【書籍情報】
下町ロケット
池井戸 潤
出版社: 小学館 (2013/12/26)
ISBN-13: 978-4094088960

 

【概要・コメント】
ドラマのブームも去って久しい,この今になって,なぜかこの小説を読んでみた.

 

これだけ売れた本の内容をわざわざ説明する必要もないだろう.

 

読み終わった感想としては,小説としては良く出来ているが,技術的調査が不足しているせいか,やや消化不良というところである.

 

大企業に立ち向かう一人の経営者・技術者(研究者)を取り扱うという点では,とても読みやすく,また,大きなものに巻かれまいとする姿勢は多くの会社員の憧れの対象となるであろう.

 

一方でエンジンの最先端の特許技術やロケットのバルブ関連部品という非常に高度な技術をトピックとして扱っているにも関わらず,その描画が曖昧であるため感情移入を出来ないというのが実際である.

 

技術本ではないので,面白おかしく語ってくれれば,それで良いのだとも思うが,曖昧な記述が物語へののめり込みを阻害してしまっているのが残念である.