【書籍情報】
下町ロケット
池井戸 潤
出版社: 小学館 (2013/12/26)
ISBN-13: 978-4094088960
【概要・コメント】
ドラマのブームも去って久しい,この今になって,なぜかこの小説を読んでみた.
これだけ売れた本の内容をわざわざ説明する必要もないだろう.
読み終わった感想としては,小説としては良く出来ているが,技術的調査が不足しているせいか,やや消化不良というところである.
大企業に立ち向かう一人の経営者・技術者(研究者)を取り扱うという点では,とても読みやすく,また,大きなものに巻かれまいとする姿勢は多くの会社員の憧れの対象となるであろう.
一方でエンジンの最先端の特許技術やロケットのバルブ関連部品という非常に高度な技術をトピックとして扱っているにも関わらず,その描画が曖昧であるため感情移入を出来ないというのが実際である.
技術本ではないので,面白おかしく語ってくれれば,それで良いのだとも思うが,曖昧な記述が物語へののめり込みを阻害してしまっているのが残念である.
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