【書籍情報】
虚ろな十字架
東野圭吾
出版社: 光文社 (2014/5/23)
ISBN-13: 978-4334929442
【概要・コメント】
海外出張する際に空港で衝動買いした2冊のうちの1冊である。
東野先生の小説には,壮大かつ複雑なトリックを含むミステリを期待する読者が多いと思うが,この小説はその類ではない。
正直なところ東野先生はこんなテーマの小説も書けるのだと驚いた。
いやな見方をすると,ゴーストライターが書いたのではないかと思うほど,ミステリー要素は少なく,人間ドラマを中心として小説である。
子供を持つ親にとって,この小説が取り扱うテーマは非常に重たいものであり,また最後まで小説を読み終わったあとも非常に重苦しい気持ちになった。
様々な運命を憎み,世の中はうまくいかないこともあるのだなとなんとなく悲しい気持ちを受け入れてしまう自分がいた。
この小説,精神的に健康なときに読めば,いろいろと考えるきっかけをくれて良い本だが,疲れているときに読むことはお薦めしない。
![]() |
虚ろな十字架 (光文社文庫)
Amazon |


