ついつい書きそびえれていたら1ヶ月が過ぎてしまいました。

5月になると河原にも様々な花が咲きますが、今日は一般に雑草と呼ばれてしまう花を並べて見ました。これはこれでよく見ると愛嬌がありますけど侵襲生が強く庭に植えたりするには嫌われているようです。

夕化粧

大金鶏菊

草藤

松葉菊 別名 花嵐山

昼咲き月見草

これはこれで、調べて見たら雑草といってもみんな綺麗な名前がついてます。

観賞用として日本に入ってきても野生化したり侵略性が高いと雑草扱い。

人間もこのところアメリカでは黒人やアジア系の人たちというだけでいじめにあっているようですが、一部の人の偏見と信じたいです。

この1ヶ月でウィルスも進化を遂げて(ウィルスにしていたら生き延びるための進化ですよね)またまた緊急事態。映画はなんとか数々の作品が出てきますけど音楽はしんどいですね。そういえば前回書いた「ノマドランド」と「ミナリ」がアカデミーで前評判通り受賞しましたね。音楽はというと、やはり生のライブへ足を運んでの音楽ですから苦戦続きでそろそろライブ配信でもなかなか思い通りに重ねることはできません。

連休中に大宮に音楽フェスに行ってきました。アリーナ50%の観客ですが、何より大きな歓声が抑えられているので盛り上がりにはかけました。もっとも私は音楽フェスも元々過度期に来ていて、コロナがなくてもソロソロ大幅に減っていくと思っている人ですから、むしろ無理やりフェスを続ける必要はないと思ってます。

もちろん売れているアーティストや印税で潤っている関係者(ソニーは「鬼滅の刃」やコロナ特需のプレステ関係で最高益など)は別にして、特にライブのステージ制作に関わる人たちは散々な目にあってます。でも世界を見ても、日本の大型音楽フェスの氾濫は異常に思えます。また、ヒット曲が出たら即武道館からアリーナツアーができてしまう現象もちょと不思議に思えてなりません。

照明さん音響さん美術さん本当に大変なようで、特に若い現場スタッフはアルバイトで凌いでいるのが現実です。厳しい言い方かも知れませんがコロナが終わってもコロナ前には戻らないと思ってます。一時は6000円億円を超える勢いのフィジカル音源中心の音楽市場も、21世紀に入って大幅ダウン。変わってライブの数は大幅に増えてかつての音源売り上げを追越して7000円億円とも言われた矢先のコロナ。

オリンピック終わった後には、コンサートやイベントをあてにして作った国立競技場も、きっと年間に何日も使うことはないと思います。

これからは、もう一度日本のポップ・ミュージックのビジネスは一からやり直しの時と思います。

この半月映画館もほとんどが休館になりましたが単館系には頑張って開けているところもあったので何本か見ました。「戦場のメーリークリスマス」のリマスター版を見て当時のビートたけしは良かったです。

もう一本最後に見た「SNS 少女たちの10日間」は内容もさることながら、ドキュメンタリーではあるのですが、その手法。言って見れば囮捜査のようなドキュメント。

チェコの映画ですが、日本ではできないでしょうし、正直如何なものかと。その割には最後の加害者への追い込みは甘く、見た後の気分はすぐれないです。

映画やコンサートに行けないでの時間があるので本も読みました。

「パチンコ」上下巻は良かった。戦前朝鮮半島が日本の統治の時代から現在に至るまで、4世代に及ぶ在日韓国の方の物語です。韓国からアメリカに渡った女性が1990年代から構想。アメリカで出版をしてベストセラーに。その日本語翻訳本です。

是非読んでほしいです。

 

 

 

ブログを書くのを一寸サボっている間に「多摩川の桜」は満開を通り過ぎて、枝には小さな実をつけました。わかりますか?花のすぐ下にまだ青い硬い実です。これもサクランボ。

こちらが3月30日満開の同じ桜。花曇りが似合います。

そして気の早い「五月」4月に入ってすぐ開いて、蕾もたくさんつけてます。

この10日間相変わらず、国の内も外もろくなニュースがないです。でも一つだけ、水泳の池江璃花子のオリンピック参加資格の獲得というのは凄いことだと感動させられました。去年の開会予定日のセレモニーに立たされた時には、痛々しくさえ思えて辛かったです。でも、19歳の、まだ少女が白血病の宣告を受けて2年足らずで克服してしまう。

オリンピック開催には反対です。でも彼女にとってはどうでしょう。もちろん開催をして欲しいでしょうけど、それ以上の喜びを勝ち取った彼女には小さなことかもしれません。そんな、彼女を利用して、コロナ禍開催をアピールしてほしくはないです。

ゲームキャラの着ぐるみを着て、一国の最高責任者が世界に恥を晒したミエミエ人気取りの前回五輪の閉会式。憲章の政治利用をしないという原則はすでに形骸化。コロナを乗り越えた証とか、震災復興オリンピックとか、嘘ばかりでなんとか開催を目指すのは、利権を持つ方の醜い縋りつきか。それとも莫大に膨れ上がった税金利用の誤魔化しなのか。

 そんな矢先に中国の冬季オリンピックにアメリカが不参加のニュース。アメリカ政府は完全否定しているけど、そんなニュースが流れることがもう、政治利用の産物以外、何があるのか。。やめましょう!今年のオリパラ。

 コロナ1年で10万人超が職を失っている。それは顕在化している分だけで実感としては、「そんなもんじゃない!」と感じてます。

相変わらず株も3万前後で、証券アナリストたちはバブルではなくて急落することはないと。でもこれは格差の産物だから。日経平均株価は、機関大企業とか最近台頭した人気の新興企業をアトランダムに選んだ企業の平均値。格差の広がる社会にそぐわないと思っています。

格差はアメリカも同じようです。いや、日本以上かも。

前回は映画「ミナリ」の話をしました。今週はもう一つのオスカー候補「ノマドランド」を見てきました。

ミナリは1980年代の話ですけど、ノマドランドは2000年代の話。どちらも低所得者層の話です。

監督はミナリが韓国系移民2世 ノマドランドは中国生まれ高校からアメリカ育ち。

グラミーもそうでしたが、アカデミーも世の中の趨勢に逆らえないで多様性に答えているのではとの勘ぐりもあります。でも、1950〜60年代「赤狩り」の対象となったハリウッド西部劇映画全盛の時代。1970年代のニューシネマの時代。1980年代から続くスピルバーグ・コッポラの時代、そして去年のパラサイト家族の受賞。

映画・音楽がどこまでこんな時代に存在できるのか。

日々考えている自分です。

 

 

前回書いたのは3月11日、メディアは震災一色でした。その前1ヶ月以上にわたってNHKの「Nスペ」では原発の10年を追い続けていました。録画して改め見ています。まだ、何本も残ってます。それから2週の間に桜が満開になって、聖火が走り始めました。前に紹介した「土手の桜」と呼んでいる木は、まだ蕾が少し開いただけで週末は天気も悪いようなので満開には少し時間ありそうです。

桜もいろいろ種類があって、これはソメイヨシノではないんです。

こんな真っ白な桜もありました。「西洋実桜」というそうです。

そんな中に毎年目を惹かれる花があります。

トキワマンサク=常盤万作。万作というのがなんとなくピンとこないですね。

コロナ感染が一向に治らないままに聖火のトーチは福島をスタートしました。アメリカのメディアNBCが偽善・危害・不条理とまで言ったと。

全くその通りだと思います。まして福島スタートというのが、なんとも禍々しいと思いませんか。もともと復興・アンダーコントロールと言ってスタートしたこのオリンピックは欺瞞だらけでした。NHKの番組で有森裕子さんはとってもいいことを言ってました。要旨は「社会があってスポーツがある。そしてオリンピック。まずは健全な社会の上に成り立つ」メダリストの彼女の発言は重いです。そして精神健全な人たちなら当たり前に思っていることではないでしょうか。滅茶苦茶な発言をして、辞めていった人たちは言うに及ばず、前に進めようとしている人たちの論理には全く説得力のない言葉しか出てきません。聖火ランナーは戦前のベルリン五輪でヒットラーがプロパガンダの一環として始めたことと合わせると強引な聖火のスタートは胡散臭さがプンプンします。ミャンマーや新疆ウィグル。コロナに隠れて世の中のおかしなことが見え憎くなっている。そんな中のオリンピック。ベルリン後の世界大戦ではないですが「戦前の始まり」でないことを祈ります。

今週観た映画は「ミナリ」1980年代韓国からアメリカに移住した家族の話です。カリフォルニアでのヒヨコの雄雌の選別の仕事を捨てて、差別(宗教にも人種にも)の強い南部に。農業での成功を夢見た家族の話です。舞台は1980年代アメリカですが「パラサイト半地下の家族」に通じるユーモアもペーソス、そして韓国特有の家族の絆の強さのある映画です。アカデミーの候補にも上がっているようです。来週はもう一本アカデミー候補の「ノマランド」見る予定です。