お付き合い頂きましてありがとうございます、一葉です。
タイトルの牽強付会(けんきょうふかい)って聞いたことない方が大半だと思うのですけど、『自分の都合のいいように強引に理屈をこじつける事』をこう言います。聞き慣れた言葉で言うと『かこつける』
異時代パラレル蓮キョの続きです。
短いですけどお楽しみいただけたら嬉しいです。
前のお話こちら⇒修行の身
■ 牽強付会 ■
「 きゃっ! 」
「 布団の上で着物をはだけさせて、まずは俺を誘ってみて 」
「 …っ!!! 」
「 それぐらいも出来ないんじゃ閨での諜報なんて無理 」
「 だから、普通、そういうやり方を指導してくれるものじゃないんですか?! 」
「 バカを言うな。たった一つのやり方だけで10人の男が喉を鳴らすなんてあり得ない。相手を見て、どんな誘いなら乗ってくる男なのか自分で的確に判断して行動に移さないと… 」
「 う……っ… 」
「 とはいえ、初心者にはまず無理な事は判ってる。だから、まずは着物をはだけさせるんだ。肩を出して腰をくねらせるぐらいは出来るだろ? 」
「 ………っ……こ、う? 」
「 そう。色気が全然足りないけどね。……ま、それはいいか。最初は基本中の基本。房中術の最初は感じる身体になること 」
「 …感じる身体? 」
「 そ。今から君の体のあちこちをまさぐる。俺がそれをしている間に君がすることは、正気を保つ事、冷静さを保つ事、情欲に流されないこと。判った? 」
「 いいわ。やってください 」
「 言われずとも…… 」
彼女を押し倒す形ではなく
後ろから羽交い絞めにするように抱きかかえたのは苦肉の策。
少なくともこうすれば自分の正気を保てると思った。
「 …っ……ん…… 」
「 胸、感じる?どんな感じ? 」
「 どんなって言われても 」
「 最初じゃ言葉にしにくいか。……足、もっと開いて。刺激できない 」
「 こ、う? 」
「 そう。もっと大胆でもいいぐらい 」
「 ……っ……あ、う……ん……っ…あん…… 」
「 …くす。気持ちいい?でもすぐそんなになるのはダメだ。どんな時でも正気で居ないと。声…漏らすのは構わないけどね 」
「 あふ……ごめんなさ……あんっ………く……ぁんっ……あっ、んふぅ……っ… 」
言ってるそばから溢れる吐息。
たったそれだけで昂る俺。
抱きしめる手に力が入り
揉みしだく手に熱が籠り
知らず呼吸が荒くなって、付け根に熱が集中する。
滾って、滾って、昂って
このままこの子の中に自分の熱をぶちまけたい衝動に駆られた。
「 ……っっ……あ、の……敦賀さん…… 」
「 なに? 」
「 なにって………なにか、私の後ろに当たるんですけど…… 」
「 だろうね 」
「 だろうねって…… 」
「 房中術っていうのは君だけの訓練じゃない。男の訓練にもなるんだ 」
「 そう、なんですか? 」
「 そう。ところで、もしかしたらいま急に冷静さを取り戻した?余裕が戻ったのなら、その状態を維持できるように心がけながらもっと色っぽい声を出して 」
「 え? 」
「 感じている風を出すんだよ。気持ち良さそうな声を 」
「 気持ち良さそうって……どんな…? 」
「 ……感じてますって声。それは男を興奮させる技の一つだよ。分からないならもっと俺の指の動きに集中して頑張って。こっちだって我慢しながら頑張っているんだから 」
「 我慢?そんなの、だから、嫌なら私の修行なんてしなければい……っ……んんっ… 」
「 判ってないくせに文句を言うな 」
こっちは本気で我慢しているんだから。
だって、まさか今日いきなり最後まで…なんて無理だろう?
「 …っ…あっんっ……ぅんん…… 」
「 いいよ、キョーコ。すごくイイ声…… 」
少しずつ、少しずつ
俺の愛撫に慣れさせて
とにかく俺にだけ反応する君になってくれないと。
騙したつもりなんてない。そしてこのチャンスを手放す気もない。
その日が来るのを待ち望みながら
その日が来るまで俺がみっちり君を仕込んであげるから。
「 ……あんっ、つるが……んっ……だ……め、もうム……ぃ…あぁんっ、正気なんて……はうっ……っっ… 」
「 音を上げるには早すぎる。せめてもうちょっと頑張れ 」
「 ~~~~~~~っっっ!!! 」
君の乙女を散らすとき
最後の最後まで俺のことを
君が気持ち良く受け入れてくれるように。
E N D
続きません♡( *´艸`)
このお話、ここで終わりにするつもりだったのですが、予想外に続きを思いつきました。
なので後日つづきをお届けします。
⇒異時代パラレル◇牽強付会・拍手
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※続きはこちらです⇒事上磨錬
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