SS メロメロどころ | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 いつもありがとうです、いちよーでっす。

 こちらはタイトルからお察し!先日お届けいたしました「よろこびドコロ」 の続きです。


 某お嬢様方お二人の言葉を元に、お話をこねコネこねコネしてみました。ネタバレ無し原作沿い両片想い蓮キョ!!


 うふ♡…ってなってもらえたら嬉しいですо(ж>▽<)y ☆


■ メロメロどころ ■





 敦賀さんのお家で共に夕食を摂ったあと、私たちは某テレビ局主催と同じタイミングで敢行されているLMEプロダクション主催、29時間チャリティに向かった。

 ※ローリィ宝田社長曰く、愛で29(ちきゅう)を救う※


 夜間は平気だったけれど、日が昇るにつれて強まる暑さに正直私はヘロヘロになっていた。



「 最上くん 」


「 はい、社長さん。なんでしょうか? 」


「 悪いが整理券を配って来てくれんか?チャリティグッズの売れ行きが好調過ぎてな、物がなくなって来たのだ。再開時間が記載されとるからこの時間に並んでくれって言やぁいいから 」


「 はい、了解です 」


「 それ終わったら君は少し休憩しろ 」


「 わー、嬉しいですー。ありがとうございます。行ってまいります 」



 本当に

 本当にヘロヘロだったから、休憩していい…と許可を貰えたこともあって気力で乗り切ろうとしていた。


 グッズ列に近づくとLMEの社員さんもやはり汗だくになって人員整理をしていた。



「 すみません。社長さんからこの整理券を配るように言われたのですけど、どこから配ればいいですか? 」


「 助かります!じゃあ、あそこの切れ目先頭から後ろをお願いできますか? 」


「 はい、分かりました! 」



 足早にそちらに向かうまでは誰もが順当に並んでくれていたのに、なぜかそのとき列が崩れた。



「 ぎゃー!!あれ、敦賀蓮だぁ!!蓮~~~!! 」


「 あっ!蓮さまぁぁぁ!!かっこいぃぃぃ!!サインくださーい! 」


「 私!私は握手がいい。敦賀くぅぅぅん!!握手してぇぇぇ 」



 黄色い声が飛び交うと同時に崩れた列に埋もれる私。



 自分を取り巻く人の熱。

 夏の太陽の熱射地獄。


 気力で乗り切れるはずも無く、ああ、もうダメだと腹をくくった。



 その時だった。

 世にも奇妙なことが起きたのは。



 人波に埋もれてしまったはずなのに浮遊感を感じた。


 自分を取り巻く熱気から放たれ、ほんの少しだけ暑さが軽減。

 その途端にまた激しい歓喜が沸き起こって少し鼓膜が痛かった。



「「「「 きゃあぁぁぁ!!リアルお姫様だっこぉぉぉ!! 」」」」


「「「「 すてきぃぃぃぃぃ!! 」」」」


「 敦賀くん、お願いがあります!携帯で写真撮ってもいいですか!? 」


「 ……俺がこの子を抱いたままでも良ければいいけど? 」



 敦賀さんだった。

 敦賀さんが、人波に埋もれて気を失いそうになって目を閉じてしまった私を救出してくれたのだ。



「 最上さん。どうして君は自分の体調と相談しないんだ。人波に埋もれてしまうぐらいならこういう仕事はしなくていいから 」



 そんな……。言っておきますけど、この現象は敦賀さんが来たからこそ起きたものだと思います。


 それに、そんな事を言われても社長さんにお願いされちゃったんですよ。断れるわけがないじゃないですか。



 あれ。ちょっと待って。

 いくら敦賀さんの背が高いからって、抱き上げられただけで人の熱気が薄れてゆくのはおかしくない?

 もしかしたらこれは夢?



 疑心暗鬼でうっすら目を開けてみた。

 するとやっぱり自分は敦賀さんに抱っこされていて、敏腕マネージャーの社さんが、まるで私たちを守るように超人パワーを発揮していた。





 ――――――― 蓮とキョーコちゃんの邪魔をしたいなら、俺の屍を越えていけ!

 ※11巻中表紙参照及び20巻中表紙参照





「 社さん。わざわざLMEのチャリティに来てくれた人に向かってブリザードを振りまくのはやめてあげて下さい 」


「 出来ないな。なぜならお前たちを守るのが二人のマネージャーとしての俺の役目だから 」


「 なんだか少し涼しい気がしますからいいですけどね。最上さん、君の代わりにスタッフを連れて来たからこのチケットから手を放して 」


「 ………… 」


「 うん。お手数ですがこちら、宜しくお願いします 」


「 はぁい!やらせて頂きます。お任せください!! 」


「 ありがとう、助かります。じゃ、最上さん。俺達はこのまま休憩に向かおう 」


「 は…はぁいぃぃぃ、ありがとうございます。その前に敦賀さん、お手数ですが下ろして頂けますか? 」


「 頂けません。また君が人波に埋もれてしまったら大変だからこのまま連行してあげる 」


「 ふいぃっ?!! 」



 クスクス笑いながら敦賀さんは私のことを抱き上げたまま。

 人の目なんか一切気にせず難なく場所を移動してゆく。



「 ほら。ちゃんと首に抱きついて 」


「 ……っっ!! 」



 そんなことを言われても!!


 ああ、やだ。

 ヘロヘロを通り越してふにゃふにゃ、メロメロになっちゃいそう。



「 ……言うことをきかないと… 」


「 きゃあぁぁっっっ??!!!! 」



 ひどい!!いきなりひどいじゃないですか、敦賀さん!

 突然、手の力を緩めるなんて咄嗟に両手でしがみついちゃったじゃないですか!!!



「 そうそう。よそ見していると落っこちちゃうから、そうやってしっかり俺に捉まっていないと 」


「 ……っっ… 」



 わざとだ。絶対狙ってやったんだ。


 もうドキドキ、バクバクが止まらない。



 そして私は完全に見失ってしまった。

 自分から敦賀さんに抱きついてしまった形になったから、この人の腕から降りるべくそのタイミングを。






     E N D


キョーコちゃんと一緒の写真でいい?(笑) 



⇒メロメロどころ・拍手

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