いきなりSSですよ、いちよーでっす♪
すみませぬなぁ。お手々早い方をお先にお届け!
ネタバレ無し原作沿い両片想い蓮キョです!
うふ♡…ってなってもらえたら嬉しいですо(ж>▽<)y ☆
■ よろこびドコロ ■
そのときふと思ったんだ。
俺の家で、彼女が作ってくれた夕食をこの子と一緒に食べながら、急に最上さんの表情が険しいものになったとき。
「 ……最上さん? 」
般若の形相……とでも形容すればいいのだろうか。
彼女はテレビ画面を凝視していた。
一体なにを…?と共に覗き見た画面には、夏恒例の24時間テレビ。
このチャンネルに合わせていたのは彼女と同じセクションに所属しているブリッジロック…というグループが、今年お世話になっているとの情報を彼女が教えてくれたからだったのだけど。
それだけに、最上さんが般若になる要素が俺には判らなくて、首を傾げながらこの子の顔を覗き込んだ。
「 最上さん、どうした? 」
「 はぅ!いえ、なんでもありません!ただ、画面に不快な存在を見つけた気がして 」
不快な存在?
もう一度
今度は慎重に画面を覗き見る。
すると確かにそいつはいたのだ。
恐らくは新曲を披露するのだろう。
ウチの社長に負けないほど派手な衣装を着用し、メイクを施されていた為にひと目見ただけでは誰だか分からなかったアイツが。
……なのにこの子は判ったんだ。
そうだよな。
君は絶対視感を持っているから、俺でなくても分かるんだ……。
そのときふと思ったんだ。
俺はちっともこの子の特別ではないのだな、と。それが心底さみしかった。
「 敦賀さん!チャンネル変えてもいいですか!? 」
「 え?……ああ、うん、いいよ 」
「 ありがとうございます!! 」
ブチブチぶちぶち呟いているのはたぶん、文句なのだろう。
聞きたくなくても聞こえてしまう。
息をひそめたから余計に。
最上さんはこんな事を言っていた。
「 ……っ…相変わらずのカッコつけだこと!!おーやだ。後ろ向きだったら絶対分からなかったのになんで正面向いているのかしらっ 」
それは、テレビ番組なんだからしょうがないと思うけど。
…っていうか…
「 正面じゃなかったら分からなかったのか? 」
「 へ? 」
「 横とか後姿とかだったら分からなかった? 」
「 あ……ああ、はい。分からなかったと思います。まず間違いなく 」
本当に?
君は絶対視感を持っているのに?
「 俺が別人に変装していたときは気付いたくせに? 」
「 え?だってそれは……敦賀さんとアイツは全然違うじゃないですか 」
「 どう違う? 」
「 どう?……どうって、えっと、そうですね。まず芸能人オーラが段違いですし、敦賀さんの身体パーツの配分と鍛えられた筋肉の美しさはもう別次元です!!! 」
「 身体パーツ? 」
「 そうです!ご存じないかも知れませんが敦賀さんの体は全てが妖精規格の美しさなんです!こう言っては何ですけど、私、敦賀さんなら後姿どころかパーツで映されても敦賀さんかどうかを見分けられる自信があります!!! 」
「 ……そうなの? 」
「 はい!恐らくですけど私、敦賀さんがたとえ骨だけになっても敦賀さんのパーツだけ正確に拾えると思うんです! 」
「 ………っっ… 」
なんだそれ。
それって喜んでいいところ?
そんな特別、嬉しいような
ちっとも嬉しくないような……
「 ………っっっ……… 」
いや、嘘だ。
いま自分の口元を必死に引き締めようとしている時点で、俺は喜んでいるんだ。
「 最上さん 」
「 はい 」
「 それは……なんで? 」
「 なんでって、だって、敦賀さんは……私にとって特別ですから 」
やばい。
そんなことを言われたらもうこの喜びは抑えきれない……
スマした笑顔なんか無理だと思った。
どこからどう見ても俺の顔は緩んだそれだったに違いない。
「 ……そう。ありがとう、最上さん。君もね。
君も俺にとって特別だよ? 」
「 ……っっっ!?? 」
彼女が俺の顔を見てどんなことを思ったのかは分からないけど
俺が心の底から嬉しい…って思ったことだけは
偽りのない真実だった。
E N D
別タイトル、あなただけを絶対視感♡
愛だよ、愛~♪(〃∇〃)
⇒よろこびドコロ・拍手
Please do not redistribute without my permission.無断転載禁止
※こちら、メロメロどころ に続きます♡
◇有限実践組・主要リンク◇