みなさまこんにちは(*^-^*)
お気に入りの時計はいつでもどこでも
身に着けておきたいものですよね
それは当然、海外旅行に出かけるときも同じ
ですが、出国や入国の際に必要な手続きを忘れると
余計にお金を払うことになってしまうんです
本日は高級な海外産時計に必須の
『持ち出し申告』についてお話しします
『持ち出し申告』って？
時計の『持ち出し申告』とは
海外へ行く際に税関検査で提出することになる
『外国製品の持出し届け』
のことをいいます
対象となるのは、時計に限らず
貴金属ジュエリーやブランドバッグなどの
国外に持ち出すことになる海外製品
申告するものがある場合には、税関にて
こういった
書類に品物の詳細を記入して、印鑑をもらう必要があるんです
しかもこちらの用紙、帰国時に再提出が必要という徹底具合
分刻みで予定を立てることの多い旅行中に、
こんな念入りな申請が必要なのって、ちょっと面倒ですよね
ではなぜ、こんなに海外製品の持出に厳しいのでしょうか
本当に必要なのは帰国後！
実はこの厳重な持ち出し申告は
出国ではなく帰国のときのためにしている
ことなんです
なので、この申請の目的は
帰国時に持っている時計が
その時の渡航で購入したものでないと
証明すること
というのも、
海外で新たに購入した20万円以上の時計を
日本に持ち込むときには税関で消費税を払う
決まりがあるからなんです
出国時に海外時計の持出し申告をしていないと
帰国時にその時計が
もともと持っていたものなのか
この渡航で買ったものなのか
が判断できず、
元から自分で持っていた時計なのに
税金を払わなくてはいけなくなります
ですので、高価な海外ブランドの時計を
海外旅行にもっていくときには
必ず持出し申告を忘れず行うようにしましょう
実際の税金はいくらかかるの？
さて、出国時にうっかり申請をするのを忘れてしまったとして
帰国時にはいくらくらい課税されることになるのでしょうか
たとえば、定価40万円のロレックスを申告し忘れてしまった場合
課税対象となるのは価格の60％ですから
この場合は24万円です
この課税価格24万円に税率をかけたものが
実際に税関で払うことになる金額です
税は消費税や地方消費税なども合わせて計算され
そのときどきの税率にもよりますが
現在(2021年2月)の段階なら
24,000円前後は徴収されてしまうでしょう
なかなか大きい金額ですよね…
もちろんこれは、海外で新しく40万円の時計を買った場合にも
払わなくてはいけない金額です
正確には、先ほど「20万円以上の時計は…」とお話しした通り
帰国時の課税には20万円までの免除枠
がございますので
それを超えてしまった品物には課税される、という
仕組みになっています
海外の品物の持ち込みにかかる税に関しては
税関のHPで詳しく計算できるようになっているので
気になる方はチェックしてみてください
どんな時計でも申告しなきゃだめ？
出国時に海外製の時計について申告をするのは
帰国時に新品と間違われないため…とお話ししましたが
逆を言えば
見るからに使い込まれている品物
傷や汚れの多い品物
アンティークや廃盤品に分類される古いモデル
については、申告をしなくても
課税対象にはならないことが多いそうです
ただし、これは「多い」の話
特にロレックスはとても分かりやすい「高級時計」ですから
税関の目も厳しくなりがちです
「たぶん大丈夫だろう」「古いからひっかからないって」
と油断をせずに、
20万円以上の海外ブランド時計は
必ず申告を行うようにしましょう
免税店の仕組みって？
海外旅行初心者のかたに非常に多いのが
「これは免税店で買ったんだから税関でも課税されない」
という勘違い
免税店というのは、あくまで
渡航先での税金はとりませんよ
というお店のこと
ですので、免税店で20万円以上の時計を購入した場合は
やっぱり帰国時に本体価格60％を対象に
税金を払わなくてはいけなくなるんですね
ただ、もちろん20万円以内の時計でしたら
消費税非課税のまま国内に持ち帰ることができますから
税金のぶんがまるまる得になります
さらに20万円以上の時計でも、
消費税がかかるのは価格の60％ですから
為替レートによっては充分お得なお買い物ができます
海外でお得に時計を買いたい
と思ったら
税関の情報やレートもしっかり事前に調べて
トラブルに巻き込まれないようにしてくださいね
最後に
本日は海外時計の『持ち出し申告』についてお話ししました
いかがでしたでしょうか
いまはコロナの影響で海外旅行も制限されていますが
好きに旅行に行ける世界に戻ったら
ちょっと意識してみてくださいね
それではまた
