【簡単解説】年金制度に対する誤解とお得に受け取る方法 | 人生を夫婦で楽しむ方法

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食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

昨日は、東武ワールドスクエアが想像の100倍楽しかった件を書きました。

 


過去に行った方も、記事に書いたの

 

見所や楽しみ方を知らない人がいるのですね。

私は、初訪問でしたが、必ず一眼レフ+望遠レンズで再訪します。


さて、3年前から、年金について多くの記事を書いてきましたが、

皆さんのコメントから、多くの誤解があると感じました。

今日は、分かりやすく書くため、国民年金(老齢基礎年金)に絞って書きたいと思います。

また、数字も細かくせず、ざっくりと書きます。

正確な数字については、リンク先の過去記事をお読み下さい。

(1)年金は将来破綻する?

国民年金は日本の年金の根幹、年金の1階部分(2階:厚生年金、3階:企業年金)

日本の国が有る限り、なくなりません。

日本の国が破綻する前にハイパーインフレになったとします。

我々の預貯金は、価値が激減しますが、国民年金は、ハイパーインフレでも

国がなくなるまで、支給額が(インフレに連動し)増額されて払われ続けます。

(2)マクロ経済スライドってなに?

日本の少子高齢化に備えるため、将来の年金支給額を抑制する仕組みです。

誤解が多いのは、支払った年金が受け取れなくなる制度ではなく、

物価上昇に伴い、増額される年金額を抑制しようとする制度です。

令和5年度(2023年度)の場合(標準世帯)

物価上昇分を入れて、6,100円増額される必要があるのですが、

4,900円しか増額されませんでした。 ここが誤解ポイント。


支給額が減ったのではなく、


物価上昇で、年金額が4,900円増えているのが重要です。

ハイパーインフレになっても法律により、年金が増えます。(日本が破綻するまで)

普通預金や定期預金の残高は、令和5年度にいくら増えましたか?

つまり、お金は年金に置いておいた方が安全(インフレにヘッジできる)だと言うことです。


もちろん、国が破綻したら終わりですが、、、、、、(汗)

国が破綻する前に、

預貯金も株式・債券も価値がなくなる可能性がありますが、

国が破綻(=法律を維持できなくなる)までは、インフレに併せて年金額も上がり、

すでに

 

令和6年度は、令和5年度より年金額が2.7%増加する

 

ことが決まっています。

(3)国民年金は満額受給しよう

(1)・(2)を信じて頂ける方は、国民年金の満額受給を考えましょう。

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20歳~60歳までの40年間で満額。

大学時代などの足りない部分は、60歳~65歳で支払える。

クレジットカードの2年払いすれば、1ヶ月分の支払いが無料。

さらに、支払った金額は、その全額が社会保険料控除となり、税金が安くなる。

4月生まれの人が大学時代の国民年金が未納だと年間約6万円の減額になっています。
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詳しくは、1年以上前に書いたこの記事をお読み下さい。

 


75歳以上生きる予定の人は、必ず読んで検討して下さい。

お得しかない制度だと感じています。

私は、満額払い終えています。 

なので、来年度は2.7%年金額が増額されることが決定しているので、

これだけで、年間2.7%の運用益だったと言うことです。

75歳まで生きれば、元本保証の有利な投資となり、

75歳以降は丸儲け。長生きすればするほど、お得になります。

 

 

※60歳以降に厚生年金に加入していると、国民年金の任意加入はできません。

 

実際には、満額の国民年金(老齢基礎年金)の受給額の差額を、

 

経過的加算額として受け取ることができますので、安心して下さい。


(4)繰り下げ受給を検討しよう

年金の繰り下げ受給を検討しようってこれまでも何回も書きました。

すると、こんな反応になるのですよ。

(1) 長生きしなければ、損をする。

(2) 歳を取ったら、お金を使わない。

(3) 受け取って自分で運用する。


ここまで書いて分かって頂けると思うのですが、

 

これだけ有利に安全に預けられる制度はないです。

だって、早死にしなければ、元本保証+インフレにヘッジできますから。

早死のリスクはありますが、自分が困るのは長生きリスク。

年老いて、お金が尽きてしまい惨めな最後を向かえるのは悲しいです。

年金を増やして、老人ホームに入るときの選択肢を増やしたいと考えました。

先日買ったプレジデントでも



W(就労延長)P(私的年金・預貯金の活用)P(公的年金の増額)を提唱しています。



W(就労延長)やP(私的年金・預貯金の活用)により、年金の繰り下げ受給し、

 

P(公的年金の増額)をするという考え方です。

(5)厚生年金と国民年金は分けて考える

新聞でも雑誌でもテレビでもWPPが話題になっています。

ただ、どの報道も厚生年金と国民年金を同時に繰り下げるって言っていて、

国民年金(老齢基礎年金)だけを繰り下げ受給するって考え方をしていないのですよね。

私が提唱するのは

 

国民年金(老齢基礎年金)だけを繰り下げ受給すること。

この記事に詳しく書いていますので、読んで頂けることをお薦めします。

 

 

年金は受け取ってしまうと、繰り下げ受給はできなくなりますが、

繰り下げ受給は、いつでも止めることができ、年金を受け取る事ができます。

繰り下げ受給をすると、

1ヶ月に付き0.7%増額されます。

1年繰り下げれば8.4%増額、 

10年繰り下げれば84%の増額。

つまり、10年繰り下げられれば、1.84倍の年金を生涯受け取れます。


私の場合、厚生年金を受け取らないと生活できませんが、

国民年金(老齢基礎年金)の年間80万円は、私的年金や預貯金の取り崩し、

アルバイトなどで捻出し、1年でも長く繰り下げるよう頑張ろうと思っています。

10年繰り下げられれば、

【816,000円(令和6年度)+物価スライドによる増額】×1.84倍 の年金が受け取れるので、

年額150万円以上の年金になり、より良い老人ホームに入れそうです。


いちろうのもう一言

私の現在の仕事は、ハイキングガイド、私の会の事務局長は85歳、

会長は80歳、登山するとき、二人とも私より速く登り、降りることができます。

 

今のシニアは、元気なんです。 

早死にしたら、年金の受け取り総額としては損しますが、

遺族も含め、金銭的に損しません。

長生きすると、医療代、介護費用と多くのお金がかかり、

家族の大きな負担になる可能性があります。

国民年金の繰り下げ受給は、老後の最後の砦になると考えています。

 

課題は、年間80万円(年金受給額)をどのように捻出するかです。  

 

就労や預貯金の取り崩し、株式などの配当などで、80万円を捻出できる人は、

 

老後リスク回避のため、国民年金(老齢基礎年金)の繰り下げ受給を検討してみませんか?