肺年齢93歳の私が空気の薄い2,763mの燕岳に登るのは厳しいものがあります。
肺年齢とCOPDと新型コロナウイルス感染症の関係の記事はこちらです。
そんな私が、なぜ、北アルプスの燕岳に登ったかは、こちらに書きました。
この登山を支えてくれた創業100周年の大人気山小屋燕山荘滞在記はこちらです。
なぜ人気があるのかは、↓「信州の100年企業燕山荘」↓という25分の番組を見て頂けると分かると思います。
山小屋の綺麗さや、スタッフのホスピタリティーの素晴らしさ、帝国ホテルが資本提携していた歴史など、興味深い内容です。
今回の記事は、燕岳登山口(標高1400m)中房温泉にある登山を支えてくれた燕山荘経営の有明荘の紹介の続きです。
前回の記事に書いたように、我が家夫婦のためだけに貸切営業してくれております。
もし、ここに泊まれなかったら高地順応が出来ず、93歳肺の私は、燕岳に登れなかったと思います。(心から感謝しております。)
と言う訳で、誰もいませんでしたので、写真は撮り放題です。男性大浴場の脱衣室です。
エコを教えてきた理科教師としては、電気が付きっぱなしなっているだけでも申し訳なくなってしまいました。(出た後に消そうとしましたがスイッチは見つけられませんでした。)
泉質は、硫黄の香りもあるのですが、肌が若干ぬるっとする柔らかいお湯です。
露天風呂が素晴らしいですよ。広々としていて新緑の景色も目に優しいです。
宿泊者は下山時も無料で使えるのが嬉しいサービスです。山頂の燕山荘にはお風呂はありませんので。
もちろん立ち寄り湯として700円で利用することも出来ます。燕山荘宿泊者は100円割引。
マッサージチェアも登山帰りには嬉しいですよね。
15分100円でした。(笑)
こちらは、日帰り入浴者用の休憩広間、レストランで昼食を食べることもできます。
(テーブルや座布団がまっすぐ揃っているのも燕山荘グループの理念ですね。)
家族風呂を使っても良いって言われましたので、紹介です。
泊まっているのは、我が家だけですので、入らないのが申し訳なくなりました。(笑)
と言いつつ、翌日の登山がありますので、紹介だけで終了です。
大浴場にも家族風呂にもドライヤーはありました。
部屋にはお風呂もトイレもありませんので、こちらが洗面台と冷蔵庫、自由に使えます。
トイレも含め、清掃が徹底されているのは、燕山荘グループの企業理念のようで、素晴らしいと思いました。
コロナ感染防止で三角折りはしておりませんと書いてあるのに三角折りになっている。って、頭では三角折りしなくて良いって分かっていても、身体がつい三角折りにしてしまうのでしょうね。ちょっと微笑ましかったです。(笑)
燕山荘では、いろいろなイベントが行われており、利用客を喜ばせてくれます。
翌日の朝食です。レストランでの朝食は6:30から、夏休みは6:00から。
普通の人は、4時間半で燕山荘(5時間で燕岳)まで登れますので、レストランで朝食を取りゆっくりスタートすれば良いのですが、
肺年齢93歳の私は、何時間かかるか分かりませんので、お弁当にして頂きました。
ただし、夜明け前の館内で頂きます。
自動販売機コーナー。
給湯サービスももちろんありまして、登山用の水筒に入れることも出来ます。
電子レンジがあったのを忘れておりました。お弁当を温めることもできましたね。(笑)
インスタントではありますが、味噌汁が用意されていたのもちょっと嬉しかったです。
コーヒーも用意されておりますよ。
全て、(貸し切りだったので)我が家のために準備してくれたと思うと、感動しちゃうのですよね。もちろん、有明荘としてはいつものサービスなんでしょうけど。(笑)
お弁当は、こちらです。これはいちkanaさんのお弁当。
お弁当は、夕食時に受け取ることができまして、、、、、私のお弁当の稲荷寿司1個が、何故かなくなっていたのです。 何故、稲荷寿司一個が消失したんだろう。(爆)
冷たいお弁当に温かい、味噌汁が嬉しいです。(電子レンジで温められましたけど。)
それぞれの具材が良質で冷めても美味しいお弁当なのですよね。また食べたいです。(笑)
卵焼きだって、このボリュームで、ふっくら焼き上がっておりました。
クリアファイルとして売られていた燕岳登山のイラストマップを確認して出発です。
登山口まで送って頂き、45年ぶりの燕岳登山に出発します。
燕岳登山の記録はYAMAPをご覧下さい。
登山タイム、標高差、登山中の写真なども見ることができます。
いちろうのもう一言
燕山荘も有明荘も経営理念がスタッフの皆さんに浸透しており、
高級宿ではありませんが、清潔で良く整備された環境の中、安心して寛げる宿でした。
コロナ禍で厳しい状況が続くと思いますが、これからも素敵なホスピタリティーと、
登山者への安心を支えて頂けたら、嬉しいって思っております。
私はCOPDなので、高山への登山は厳しいのですが、有明荘(標高1400m)に前泊できたので、若干ですが高度順応ができたこと。
(夕日に燃える燕岳、燕山荘に泊まらないと見られない景色です。)
登山後は、燕山荘に泊まれるという安心感があったから燕岳登頂ができたと思います。
(朝日に燃える燕岳、この景色をいちkanaさんに見せることができました。)
有明荘の基本情報
宿泊代は、税込み2食付きで13,000円のみです。
(素泊まりや夕食なしにはできません。)
17時までにチェックインをする必要があり、18時が夕食となります。
朝食は、6時半から。早く出発する人のため、お弁当にしてもらうこともできます。
詳しくは、燕山荘グループのHP↓↓ をご覧下さい。HPから予約もできます。
全ての記事を読んで頂けると分かると思いますが、
人生の集大成になるような、登山であり、記事になってしまいました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
最 後 に。
いちkanaさんには、結婚33年間、ことある事に燕岳に行こうと言っておりましたが、
33年間、北アルプスは、写真で楽しめば良いって、一蹴されておりました。
上で紹介した動画を見て、行こうと言ってくれたのです。皆さんにも見て頂きたい動画です。(笑)
そして、こんな会員証(無料)をもらってきてしまいました。
燕山荘グループの宿に泊まるとスタンプを頂け、10回利用すると1回無料になります。
北アルプスに興味のなかったいちkanaさんが、さりげなく燕山荘スタッフブログを読んでいるのを私は知っております。(笑)
写真では分からず、登った人にした分からない燕岳と、燕山荘の魅力があるのですよね。
次回は、ライチョウに会えますように。(笑)
最後の最後まで読んで頂きありがとうございます。