犬と一緒にリロバケーションズ ポイントバケーション 軽井沢滞在記の続きです。
翌日は、碓氷峠の信越線の廃線跡であるアプトの道を歩いてきました。
出発点の碓氷峠鉄道文化むらでは、碓氷峠で活躍したEF63型機関車を運転することもできます。本物の機関車を運転できるって凄いですよね。
横川駅から熊ノ平まで、往復13kmもありまして、特に横川駅から峠の湯までの2.5kmは単調な道なので、めがね橋の駐車場に車を止めて、熊ノ平を往復するのがお薦めかもしれません。
それでは、出発進行!!
スタートは、横川駅。駅前は峠の釜めしで有名な「おぎのや本店」があります。
ここからの妙義山の眺めも大迫力ですよね。
おぎのや資料館もありまして、ちょっと見学です。(出発しないのかい)
鉄道関係の展示から、歴代の包み紙など、興味深く見てしまいました。
子供の頃、池内淳子主演の「釜めし夫婦」も見た、元祖テレビっ子(絶滅危惧種)です。(笑)
時代と共に変わる包み紙ですが、鬼滅の刃ともコラボしていたのですね。(笑)
もちろん、峠の釜めし1100円も購入し、熊ノ平で頂く予定です。
今回は、時間の関係で行けませんでしたが、碓氷峠鉄道文化むら(有料)では
EF63型機関車を運転することができます。 今回も実際に運転されていました。私もやってみたいです。
学科受講料30,000円で、翌日から30分5,000円で運転できます。
運転回数により、割引もあるそうですよ。
碓氷峠鉄道文化むらHP:https://www.usuitouge.com/bunkamura/
今回は、無料のアプトの道を歩いただけですが、
観光案内所からは、土日に開催される有料の廃線跡ツアーもありまして、
実際の線路の上をヘルメット着用で歩けるとのこと、ちょっと興味深いです。
我々が歩いたアプトの道は無料ですよ。
左は、碓氷峠鉄道文化むらから出発するトロッコ列車用に残された線路。
右は、我々が歩いているアプトの道、線路の上を舗装しております。
旧丸山変電所です。明治45年に作られた変電所で、国の重要文化財です。
トロッコ列車の終点「峠の湯」。 ここまでで、2.5kmになります。
ここまでは単調なので、旧丸山変電所を車で見学したら峠の湯からの出発でも良いかもしれません。
峠の湯は日帰り入浴施設で露天風呂も気持ちよさそうです。
第一トンネルです。熊ノ平まで全部で10個のトンネルを通過します。
明治24年からたった2年間で横川-軽井沢をアプト式で鉄道を敷いてしまう日本って凄いですよね。
サムライの時代からたった24年で、近代的な鉄道、しかも約7%の急勾配の鉄道を作るって凄いです。
トンネル内は、当時のレンガ造りが残され、モダンです。
一部、レールが見えている場所がありますが、アプト式のギザギザはありませんでした。
ここは碓氷湖で、アプトの道から湖畔に行くこともできます。
右がアプトの道、こんな角度(約7%)を蒸気機関車が登ったのですね。
第3から第5トンネル。続けて見えております。(笑)
第5トンネルを抜けるとそこは、第3橋梁(めがね橋)です。
めがね橋の全景は、ちょっとお待ちくださいませ。(笑)
廃線跡では、結婚式の記念写真が撮られておりました。鉄分豊富な新婚ご夫婦ですかね。
お待たせしました。めがね橋の下に下りてみましょう。道が付いております。
明治24年に作られた橋梁です。大迫力で美しいですよね。
こんな橋梁をよく作ったなあと感心しましたし、撤去されずに残されたのが何よりだと思いました。
第6トンネルは、途中で外が見えるようになっていました。
レンガ作りのトンネル内もモダンで美しいです。
アプトの道の終点の熊ノ平は、アプト式の折り返し地点、なので、トンネルがいっぱいあります。
テーブルがありましたので、こちらで峠の釜めしを頂きました。
よい子の皆さんは真似しちゃいけない釜めしの直接加熱。(笑) おぎのやのHPにも直火加熱はダメだと記載されております。
大自然の中で食べる釜めしは美味しいですよ。
さぶろうもお疲れ気味 6.5kmで標高差600mの登りは地味にきつかったです。
帰りは、後ろから押されるように楽に下りました。(笑)
アプトの道なのに、アプト式のギザギザがないなあって思っていたら、ありましたよ。
側溝の蓋に使われているというまさかの展開でした。(笑)
このギヤがあったので、7%の急勾配を登れたのですよね。
最初にも書きましたが、往復13kmは結構大変なので、めがね橋の駐車場に車を駐めて、
めがね橋の上まで登るだけでも明治時代の近代化の凄さを感じられると思います。
軽井沢に行かれた時にお薦めのスポットです。
YAMAPの記録はこちらです。