「弁当の日」のシンポジウム 1月10日 東大弥生講堂 | 人生を夫婦で楽しむ方法

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食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

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日本の食を守るためご支援をよろしくお願いいたします。(転載大歓迎です。)

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自分の力だけで作ったお弁当を自慢するこの笑顔が好きです。

この写真を掲載するのは2回目です。
弁当の日を始められた竹下校長先生の講演会のポスターからお借りしました。


「弁当の日」の取り組みは、西日本で有名なのに、東京では無名な為、知らない人が多いと思います。

小学校高学年から、年に数回を「お弁当の日」と決めて、自作のお弁当を学校に持参させる取り組みです。

小学生に、お弁当の計画、買い物から料理まで、親が手を出さず作らせることは、難しいと思いでしょうが、

実際は、家庭科で調理実習がありますので、できちゃうんです。

親が、子供の実力(生きる力)を削いでしまっている状況です。

この実践が行われている学校では、その波及効果がとても大きく。

西日本を中心にこの運動が広がっています。

この取り組みで子供達が学んだことを竹下校長先生は、卒業生に贈る言葉として、次のように書かれています。

 あなたたちは、「弁当の日」を2年間経験した最初の卒業生です。
だから11 回、「弁当の日」の弁当づくりを経験しました。
「親は決して手伝わないでください」で始めた「弁当の日」でしたが、どうでしたか。

 食事を作ることの大変さが分かり、
家族を有り難く思った人は優しい人です。

 手順良くできた人は、給料を貰える仕
事についたときにも、仕事の段取りのい
い人です。

 食材が揃わなかったり、調理を失敗し
たりしたときに献立の変更ができた人は、
工夫できる人です。

 友だちや家族の調理のようすを見て、
技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人
です。

 こまやかな味の違いに調味料や隠し味
を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人
です。 

 旬の野菜や魚の、色彩・香り・触感・
味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。 

 一粒の米・一個の白菜・一本の大根の
中にも「命」を感じた人は、思いやりの
ある人です。 

 スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞
味期限や原材料や産地を確認できた人は、
賢い人です。

 食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、
たくさんの働く人を思い描けた人は、想
像力のある人です。

 自分の弁当を「おいしい」と感じ「うれしい」
と思った人は、幸せな人生が送れる人です。

 シャケの切り身に、生きていた姿を想
像して「ごめん」が言えた人は、情け深
い人です。

 登下校の道すがら、稲や野菜が育って
いくのを嬉しく感じた人は、慈しむ心の
ある人です。

 「あるもので作る」「できたものを食べ
る」ことができた人は、たくましい人で
す。

 「弁当の日」で仲間がふえた人、友だち
を見直した人は、人と共に生きていける
人です。

 調理をしながら、トレイやパックのゴ
ミの多さに驚いた人は、社会を良くして
いける人です。

 中国野菜の値段の安さを不思議に思っ
た人は、世界を良くしていける人です。 

 自分が作った料理を喜んで食べる家族
を見るのが好きな人は、人に好かれる人
です。

 家族が手伝ってくれそうになるのを断
れた人は、独り立ちしていく力のある人
です。

 「いただきます」「ごちそうさま」が言え
た人は、感謝の気持ちを忘れない人です。

 家族が揃って食事をすることを楽しい
と感じた人は、家族の愛に包まれた人で
す。

 滝宮小学校の先生たちは、こんな人た
ちに成長してほしくって2年間取り組ん
できました。おめでとう。

これであなたたちは、「弁当の日」をりっぱ
に卒業できました。
※JAおちいまばりHPより
http://www.islands.ne.jp/ochiima/shokutaku/vol07.pdf


子供達に食の重要性を理解させるためにも、

大人がこんな取り組みがあるのだと言うことを知ることが重要だと思っています。

ひろがれ「弁当の日」というシンポジウムがありますので、東京で行われますので、興味のある方は、ぜひ参加されてみて下さい。
転載・応援をよろしくお願いします。

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※クリックすれば拡大できます。

この取り組みに何の義理もありませんが、日本の食はいろいろな意味で心配です。未来につながる良い取り組みなので、個人的に応援することにしました。

どうなる、どうする日本の食シンポジウム in 東京

「ひろがれ弁当の日」


子供が作る「弁当の日」。
自分で作る「弁当の日」。
一品持ちより「弁当の日」
そんな取り組みが広がっています。

自分で作ることで、食材を作ってくれる農家
いつも料理を作ってくれる人に感謝できるようになります。

誰かのために作れば、
できるだけ安全な食材を選びたくなります。
国産の、できれば地元の食材を選びたくなります。

「食の安全・安心」「食料自給率」の問題も
弁当の日が超えていくかもしれません。
日本の食と農をかえていくかもしれません。

たかが「弁当の日」。
されど「弁当の日」。
とても楽しい「弁当の日」。
みんなで考えてみませんか?

日時:2009年1月10日(土) 13:00~16:30
場所:東京大学弥生講堂一条ホール
   〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
   Tel. : 03-5841-8205
   http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/

プログラム:
13:00~ 「いまどきの大学生の食卓」
佐藤弘(西日本新聞社編集委員)
13:30~ 「食卓から始まる生教育」
内田美智子(助産師)
14:20~ 「これが元祖、弁当の日」
佐藤剛史(九州大学農学部助教)
14:45~ 休憩
15:00~ 「大学生の弁当の日」
佐藤剛史
15:20~ 「私たちは弁当の日を応援します!」
魚戸おさむ(漫画家)
タカコナカムラ(ホールフード協会)など
15:40~ クロストーク「ひろがれ弁当の日」
    コーディネーター:佐藤弘・佐藤剛史
16:30  お疲れ様でした


講師紹介:
佐藤弘(さとうひろし)
西日本新聞社編集委員。
1961年、福岡県生まれ。
中学時代、有吉佐和子の「複合汚染」を読み、
ふるさとの野山がおかされていくわけを知る。
百姓を志し、東京農大農業拓殖学科に進学するも、
深遠なる「農」の世界に触れ、実践者となることを断念。
側面から支援する側に回ろうと西日本新聞社に入社。
システム開発部、日田支局、筑豊総局、経済部などを経て、
現在、編集企画委員会で長期企画「食卓の向こう側」の企画、執筆にあたる。

内田美智子(うちだみちこ)
助産師。1957年、大分県竹田市生まれ。1988年から内田産婦人科医院に勤務。
夫は同医院院長。同院内で子育て支援の幼児クラブ「U遊キッズ」を主催。
思春期保健相談士として思春期の子どもたちの悩みなどを聞く。
九州思春期研究会事務局長、福岡県子育てアドバイザー、福岡県社会教育委員。
「生」「性」「いのち」「食」をテーマに全国で講演活動を展開。
著書に『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社)。

佐藤剛史(さとうごうし)
1973年、大分県生まれ。九州大学大学院農学研究院助教、農学博士。
専門は環境経済学。学生時代にNPO法人環境創造舎を立ち上げ、代表理事に就任、
里山再生活動、市民参加型のまちづくり、食育などの事業・活動を展開。
年間の講演、ワークショップの回数は100回を超える。
著書に『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社)
『弁当の日-食べ盛りの君たちへ-』(西日本新聞社)
など。

参加費:1,000円(高校生以下無料)
定員:300名(申し込み先着順)
※子どもの同伴も可能ですが託児施設はありません。

申し込み方法:
 参加希望の方は、代表者の方の①住所、②氏名、③所属、④連絡先(電話・メ
ール)

 を記入のうえ、メール、FAX、はがきにてお申し込み下さい。
受付後、メール、FAX、はがきのいずれかで受付完了のお知らせをいたします。
参加費は当日、受付にてお支払い下さい。

 メール:info@agr-eco.jp
 FAX:092-642-2961
 ハガキ:〒812-8581 福岡市東区箱崎6-10-1
     九州大学農学部 佐藤剛史方 「弁当の日シンポ」係

申し込み〆切:2008年12月25日(木)必着

主催:九州弁当の日軍団
協力:Whole Food協会、恵泉女学園大学、エコテスト株式会社、コモンズ、株式会社がいあプロジェクト、セーフティショップまなべ、空豆食堂、自然村(有)
後援:全国大学生活協同組合連合会、西日本新聞、食と農の研究ネット、日本農業新聞、農山漁村文化協会、東京財団、アジア農民交流センター

結城登美雄(民俗研究家)、魚戸おさむ(漫画家)、藤井まり(精進料理塾「不識庵」)、

渡邊美穂(フリーライター)、団長(ロックバンド「一里塚華劇団」)は「弁当の日」を応援します!
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