ヘルニア レーザー手術(手術内容) | 人生を夫婦で楽しむ方法

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食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

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ヘルニアでない方や、気の弱い方は読まない方が良いです。

昨日は、大変ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。
15時頃に手術台に寝て、消毒も終わり覚悟を決め、まな板の鯉になりました。
しかし、いっこうに手術が始まりません。
なんと、レーザー装置が腰椎用で、太さが合わないことが発覚し、病室に戻されました。
その後、装置が業者から届くのを待って20時からの再開でした。
手術は、1時間15分ほどで無事に終了しました。

しかし、手術台に1時間近く寝かせられて病室に戻されるという経験ができたお陰で、
いつもは話すことのできない手術室の看護師さんと手術室の説明や、世間話ができて
とても楽しかったですよ。
レーザー手術についても装置を含め詳しく説明できます。(笑)

ただ、昼食も夕食も食べられなかったのが、ちょっと辛かったですが、貴重な体験が
でき方が私には嬉しいです。
         夕食は、消灯後の談話室でコンビニ弁当を美味しく頂きました。

さて、貴重なレーザー手術の方法を書きます。(この病院で60例くらいだそうです)

(1)手術台に寝て、体内酸素量、血圧、心電図の装置を身体に付けます。

(2)連続レントゲンで、頸椎を映し出し術野を決めます。

(3)イソジンで、口の下から胸まで広く消毒します。

(4)手術用の布をかけられます。口も覆われるので、苦しくなります。
その時は、看護師さんに布を持ち上げてもらいましょう。

(5)ここからが本番です。
注射針の2倍くらいの太さの針を首の前から頸椎の椎間板まで入れます。

私の場合、首の筋肉が発達しており、3回やっても入りませんでした。
この入らなかった3回は痛いだけで辛かったですよ。

(6)首の筋力を緩めるように言われて、やっと入っていきました。気道や筋肉を
よけながら進むのですが、針に引きつられる感じで手先や胸の奥まで痛いで
す。胸の奥は熱感を持っていました。
特に、椎間板に針が進むときは、ブチっと入る感じです。

(7)次に針の外側を覆う、太い注射針状の物を最初に入れた針を中に入れた状態
   で椎間板まで進めます。最初の針より太い分、首の中の引きつり感が強く痛い
   です。

  ※この段階で、ルートブロックより痛いことに気がつきますが、神経に触るよ
  うな痛みはありませんので、緊張感を持たない方が筋肉が弛み楽だと思います。

(8)太い注射針状の物を椎間板まで進めた段階で、最初に入れた針(太い注射針
  状の物の真ん中に入っている)を抜きます。これで置換できました。
※最初に入れた針は目的の場所までのガイドの役目を果たします。

(9)この太い注射針状の物の中にレーザー針を入れ、椎間板を焼くと同時にレー
  ザー針に付いているバキューム装置で蒸散した椎間板の中身を吸い取ります。

(10)レーザー装置は、「ピーッ」ていう度に照射され、骨伝導で「ジリチリ」って
   いう中身を焼く感覚が伝わってきました。

(11)椎間板の中心部が終わりますと、ヘルニア部分まで針を進めます。
そして、レーザー照射を続けます。

(12)レーザー照射は全部で40回くらいに及んだと思います。(回数は主観的)

(13)この間、何回か針の位置をレントゲンで撮影し画像を保存します。

(13)針が入っている間は、唾を飲み込むと痛みが走る等、痛くて辛いですので
(5)~(13)が辛いですが、時間にして30分くらいだと思います。
                    (この時間も私の主観です。) 
(痛いときは時間が長く感じますよね。)

(14)慎重に入れた針でしたが、抜くときは、一瞬で抜いてくれます。

(15)その後、改めて消毒をして傷口をテーピングで押さえ、防水絆創膏を貼っ
   て終了です。

一晩経ちましたが、ほんの少し良くなっている気がしますが、まだ効果があった
かは分かりません。

丁度、足がしびれた状態でしびれの原因をとってもすぐには治らないのと同じです。

人によっては、1週間から3ヶ月くらいで効果を実感できる人もいるそうです。
40%の方は効果がないと言います。
事前の検査入院で適用患者を絞ってもこの程度の効果ですので、レーザー手術は
広く行う手術でないことが分かります。

今後は、1週間後の外来と、1ヶ月後のMRIでこの病院とはお別れです。

MRIで、ヘルニアが引っ込んで見えることはないそうです。圧力がかかって
パンパンであったヘルニアが、しぼんだ風船のようになり脊髄への圧迫が減れば
成功ということになります。

もともと分かっていたこととは言え、劇的に改善される手術ではありません。

また、40%の方が改善されない説明も再三されておりますので、大きな期待は禁
物です。

レーザー装置を業者が間違えたため、手術開始が大変遅くなってしまいまう等のト
ラブルがありましたが、この病院の医師、看護師は嫌な顔もせず、ひたすら私に詫
びながら、精一杯やってくれました。
人の誠実な行動は、信頼感につながりますね。

執刀医もできる限りのことはできたと言ってくれています。

病院名は書けませんが、感謝しております。これで症状が軽くなれば感動です。
また、迷惑をかけている家内をはじめ家族にも感謝です。
                    頑張って早く治さなければ。


来週からは、前の大学病院に戻り、腰の治療に入ります。
治療の時間がなくなってきたので、ちょっと焦っております。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。