お勧めの映画

この１週間は、２本の映画を見ました。
「続三丁目の夕日」と「シッコ」です。　結論は「シッコ」がお勧めの映画です。

続三丁目の夕日

昭和３０年代東京生まれの私にとって、この映画は外せない映画です。
前回の映画で、いっぱい泣いて、心が元気になりましたので、公開を楽しみにしていました。
とても良質の映画です。
現代の人が失ってしまった、周り（地縁・血縁）の人と支え合う大切さを描いており、「人は一人では生きていけない。」と思い出させてくれます。
また、現代がこれを失ったことで、多くの問題が発生している気にさせられます。

しかし、私はこの世界観に前回のようには入り込めませんでした。
展開が同じであり、ストーリーが読めてしまうのも前回と同じ。このパターンで前回はあんなに感動したのに、、、、私の心には２匹目のドジョウはいなかったようです。

もちろん、個人的な感想ですからご了承下さい。
良い映画であるのは間違いありません。

最初と続を続けてみたら、感動が大きかったと思います。続だけ見ると分からないシーンがいっぱいありますので、もしご覧になる方は、最初の映画を見てから続けて見ることをお勧めします。

マイケルムーア監督　「シッコ」

マイケルムーア監督の映画は、ぜひ見に行きたかったのですが、ドキュメント映画という硬いイメージもあり、今まで、見に行ったことがありませんでした。
毎回見ている友人は、今回のシッコが一番面白かったと言っています。

まず、見に来ている人の多さにビックリさせられましたし、何割かは欧米人であるのも驚きました。

そして、映画の途中で、失笑・爆笑が何回も起きるんです。
ドキュメント映画ですよ。

ドキュメントなのに、ストーリーを持たせ、はっきり主張する。
やらせは一切なし。
でもわざと、権力に対して訴え、無視されるシーンは多数あります。

とにかく、わかりやすくて笑えて、真実を理解できて、眠くなることもなく一気に見られました。（だいぶお酒が入っていたので、寝てしまうと思っていました。）
マイケルムーア監督って、すごいですよ。

ネタバレになるので、あまり内容は書けませんが、
アメリカの医療制度を描いた映画です。
ご存じの方も多いと思いますが、アメリカは自由主義の名の下に、健康保険に対し、国民皆保険制度を作りませんでした。
国民は、各自が保険会社の保険に入ります。
保険会社は、営利企業ですので、いろんな問題が起きます。
保険料を払えない人は、医者にはかかれないって事態が起きます。
９１１で救助活動で頑張った人は、逮捕されたアルカイダより冷遇されます。
等など。

こんな硬い映画を、なんで面白く作れるんでしょう。

見た人は、日本に住んでいて良かったなあと感じるでしょうし、アメリカには住めないと思うことでしょう。

そして、日本は、アメリカの影響を強く受けますので、健康保険制度もアメリカに近づくと思います。
だから現在のアメリカの問題を知っておくのは絶対に良いと思います。

ドキュメント映画なのに、間違えなく娯楽映画です。
？？？？と思われた方は、ＤＶＤになってからでも、ぜひ見てくださいね。