ルートブロック | 人生を夫婦で楽しむ方法

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食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

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私は7月に頸椎の椎間板ヘルニアになってしまいました。
写真はMRIの写真です。頸椎の骨の5個目と6個目の間の椎間板が後ろに飛び出しているのが分かるでしょうか。このために脊髄が半分つぶれています。
私の場合は脊椎管が狭窄しており、症状がよりひどく出ているようです。

骨と骨との間隔は正常で、ヘルニアが出る理由って未だに原因不明だそうです。
どなたにでもストレスや過労などで突然出るようですよ。

症状としては、首や腕、手の痛み痺れなどが耐え難い症状として出ており、夜も寝られない状況に睡眠薬を服用しておりました。
そして、痛み止めを飲んでも効きません。

現在は、個人病院から大学病院を紹介され、通院しております。
電車での通院は辛いんですが、高度医療の病院のため安静目的の入院はさせてくれません。
また、入院してしまうと、症状は楽になるものの筋力が落ちてしまうため職場復帰に時間がかかるようです。

写真では、5番目と6番目の間にヘルニアが見えますが、実際は、もう一つ上に骨があるそうで、6番目と7番目の間のヘルニアだと言うことです。ここにヘルニアがあると中指に痛みや痺れが出るそうですが、私の場合は、親指と人差し指に痛み(痺れ)があり、病巣と症状がずれていると言うことで、レントゲン、CTなどいろいろな検査をした結果ルートブロックをすることになりました。

正式には、頸椎第7神経根へのブロック注射ということになります。

ルートブロックというのは、痛みの原因を特定することと、痛みを取る治療が同時にできるものです。

やり方としては、レントゲンで位置を確認しながら注射針を神経根に刺し、その刺激が痛い指にまで達するかを確認し、目的の場所であることが分かれば、その場所にいろいろな薬(麻酔薬等)を入れるという治療です。

治療の仕方としては、腰椎の場合 背中から注射するそうですが、頸椎の場合は前からです。
  (知らなかった。前からですよ。信じられません。引きつりました。)
つまり、15cm位の針で首を貫通させるんです。(汗)

レントゲン台に仰向けに寝かされ、手術用の布をかけられます。
首の消毒を入念に行い、局所麻酔を2箇所しました。
            (首への注射、痛いですよーーーー。)                            
その後、レントゲンを連続して照射しながら針を刺していきます。

喉の横を針が通過するときなどは、圧迫感が伝わり、ぞっとしました。

しかし、緊張しなければ、局所麻酔注射より痛くないですよ。

そして、10cm位入ったところで、脊髄の出口の神経根に針は届きます。その瞬間、電気が指先まで走るんです。きちんと私が痛かった親指と人差し指に電気が走りました。
針が、神経に触れるとき、その部分に麻酔はかかっていないわけで、冷や汗が背中をつたいました。

冷や汗をかきながら、主治医に思わず「当たり」って言ってしまいましたよ。

結局は、先天的に第7神経根から出た神経が親指につながっていたようです。
これで、ヘルニアの場所と症状の出ている場所がきちんと合いました。

その後、針は注射針ですので、薬がその場所に入れられ、みるみる痛みが消えていきました。

治療が終わり、ケアルームで30分間の休息を取り、歩いて帰ることができました。

昨日までは、首も上げられず腕の痛みもひどかったのですが、今は、嘘のように楽です。
この薬がいつまで続くのでしょうね。このまま、痛みが出なければ手術をせずに済みそうです。

人間の身体は良くできていて、ヘルニアが出ても時間とともに神経が修復され痛みが減る場合があるようです。何もせずに、時間がたって痛みが消える場合がありますが、ルートブロックは、その間の痛みを消せる可能性があり、優れた治療法だと思います。

また、レントゲンで位置を特定していますから、痛みが戻り手術になっても手術部位が確定できているということです。

私も個人病院で牽引や、マッサージ、整体などやってきましたが、こんなことなら早く、ルートブロックを、すれば良かったと思っています。