日本一好きな目黒のとんきのとんかつは別次元の美味しさです。 | 人生を夫婦で楽しむ方法

人生を夫婦で楽しむ方法

食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。


とんきの記事は再三書いていますので、今回は、書く気はなかったのですが、

やはり感動しちゃったので、書きます。(笑) なので、写真は過去のものです。


とんきというとんかつ屋さんを誤解している人が多いと思います。

t01.jpg

ここのとんかつを他のお店と比べてはダメです。全く別次元のとんかつです。

とんかつの名店は3000円以上しますが、ここのヒレ定食、ロース定食は1900円。

値段のレベルが全く違うけど、その味とサービスに感動するのです。


個人的に日本一美味しい とんかつ だと思っていますが、

とんかつで日本唯一の味。って書いた方がよいのかもしれません。(笑)

今回は,目黒の本店を訪れたので,サービスを中心に書いてみます。


まずは,お客様の案内。
店は混雑していることが多く,店に入ると人数と注文を聞かれますが,決して名前は聞いてくれません。

その後,店内の好きな場所で待っていればよいのですが、

知らないとここでおおいに不安になって来ますよね。だって名前を聞かれてませんから。

とんかつの揚げ時間20分


待っている時間と,とんかつの揚げ時間が絶妙で,とんかつが揚がる頃,席に案内されること多いです。

このお店を知らない人は,名前を聞かれていないわけですから,自分が呼ばれるのか,

順番が守られるのか。不安な20分を過ごさねばならないですよね。

とんかつの揚げ方は
とんかつは,小麦粉と生卵の間を2往復させ,薄く細かいパン粉を付けられた独特のもので,

低温の油でじっくりと,高温の油に入れてサックリと20分もかけて揚げてくます。


待たずに座れたときはその間にビールを頂きます。

t02.jpg

現在は、サッポロのラガービールが出されています。いわゆる赤星です。

このビール,冷やし加減が絶妙で,瓶ビールってこんなに美味しいの?って思える味。

前にも書いたけど,水で冷やしていて,温度ムラがないのがポイントです。

そして,アテに出される落花生も旨味たっぷり。


店内の店員のチームワークの良さには驚かされます。

t03.jpg

無駄口はなし,無言の連携。。。。。そして,胸には名札が無く,ナンバーの札が付いているだけ。


私は,このお店に50年以上通(生まれてすぐから)っているけど,

店員は私の名前を知らないし,私も店員の名前も店主の名前も知らないです。

名前を聞かれずに待っている客も間違いなく,案内され,注文の品を間違えられることもありません。

いちkanaさんは、ロースカツに串カツ1本というオリジナル注文。串カツは私とシェアです。

t04.jpg

私はロースカツ。 このとんきのロースカツの油の甘さったら,,,,,感動的です。

t05.jpg

とんかつは半分に切られておらず,

写真半分から上の部分は,脂身があるので,大きめに切れています。


そして,このご飯は,食べ放題ですが、

t06.jpg

このご飯の美味しさだけで,感動できてしまいます。

このご飯で塩握りを食べてみたいなあ。

何故って,ここのご飯は大きな鉄釜で炊かれているのです。

t07.jpg

今でこそ,鉄釜でご飯の拘りを持って出しているお店が多いけど,

このお店は大昔から鉄釜のみ。電気釜等という便利グッズを使う発想がかったお店です。(笑)

伝統のぶれないご飯の美味しさが,ここにはあると思っております。

(今の炊飯器は進化していますが、それを超える炊き方がプロの技。)


いつもは若干固めのこのご飯で、私の中での理想型だったのですが、

今回は少し柔らかく炊かれていました。変化したのかしら。お年寄りには、その方が嬉しい?


カラシがもう少し欲しいなあ。って思うと、気づいてくれて、さっとカラシが出されます。

t08.jpg

決して注文なんてしていません。もう少しあったらいいなあ。って思っただけです。

その気持ちを見逃さない。どれだけ,客の一挙手一投足を見ているのだろう。


店員に無駄口無く,全ての神経は客に注がれている気がします。


お酒にスイッチすると,アテは,昆布の佃煮となります。


〆で昆布の佃煮とお新香を入れてお茶漬けにするのが私の定番。

t09.jpg

今回も大満足と,感動をありがとうございます。


現在、社会人1年の次男は,高校時代にご飯を7回お代わりしていたような。(笑)

私は今でもキャベツを4回もお代わりしております。

だって,ここのキャベツの野菜の甘みが尋常じゃないんだもん。(笑)

いちろうのもう一言

ここのとんかつは,衣だけでご飯が何杯でも食べられてしまいます。

薄くてしっかり固い衣が,肉の旨味をしっかり受け止めて肉も美味しく食べられ。

ただ,一般のとんかつと比べると,衣は薄いし,揚げすぎだって思われちゃうし,

衣は外れてしまうし,と,,,,,,同じ土俵で比べてしまうとこのお店の良さが分からなくなります。

ぜひ,洗練された老舗のサービスも含め、別のもののとんかつ屋さんとして考えて欲しいです。

とんかつではなく,創業70年以上続く「とんきのとんかつ。」

創業何年なども謳わないので,不明だけど,大正生まれの亡き父が学生時代にも食べていたようです。


今回、気になったことを最後に書きます。

主要な、仕事をされるお店の皆さんの高齢化が心配です。

ご飯の炊き方も若干、柔らかくなっていましたし。

とんかつも若干揚げすぎだったような。

そして、インバウンドで、外国のお客さんが増えてきたのも気になります。

多くの老舗で、高齢化とインバウンドによるサービスの変質が気になる時代になってきました。



とんき 目黒本店 とんかつ
03-3491-9928
東京都目黒区下目黒1-1-2
16:00~22:45
定休日 火曜・第3月曜
席数 90席 (カウンター30席・ボックス30席・座敷)
できれば,1階のカウンタ席がお勧め。
食べログ:http://r.tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13002040/


とんきのとんかつの隣は、ホリプロ。芸能人も結構お忍びで食べているお店です。

t10.jpg