本日ご紹介する本はこちら。
「3男1女東大理Ⅲ合格百発百中絶対やるべき勉強法」
●子供の勉強をサポート
作者は英語教師でしたが、出産後は仕事を辞めて、子供の勉強をサポートしています。
4人のお子さんは、全員、東大。
この書籍では、作者が、どのような子育てをしたのかまとめてあります。
例えば、以下のようことをしています。
・1万冊の絵本を読み聞かせてあげる
・1歳で公文、小学校2年で進学塾に行かせてあげる
・勉強方法を教えてあげる
・解らないところを教えてあげる
・問題を解いたら採点してあげる
・資料への付箋の貼り付け、整理等の作業をやってあげる
・参考書、地図帳を数種類買い揃えてあげる
・テレビやスマホの時間を制限する
このまま同じことをやったからといって、東大に行けるわけではないでしょう。
でも、親と子供が一緒に受験というミッションをやり遂げていることがポイントですね。
講演会等で作者がこうした話をすると、「親が手を出しすぎではないか?」「子供の自主性が損なわれるのではないか?」と批判する人がいるそうです。
なるほど、一理ありますね。
しかし、作者曰く、こうした意見を言うの多くは、結局のところ、子供の勉強を見るのがめんどくさくいだけなんだそうです。
多くの親は、自分の時間を奪われないようにするため、自分が楽をするため、子供の勉強に関与しないのだそうです。
それを正当化する際に便利なのが、子供の自主性の尊重という言葉なんです。
なるほどですね。
たしかに、山本五十六さんもこう言っています。
「やって見せ、言って聞かせて、やらせてみせ、褒めてやらねば人は動かず。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
大人だって、まずは、上司や先輩がやって見せて、言って聞かせる必要があるわけです。その後で、任せるわけです。
だから、子供も同じです。自主性を育てる前には、まず、サポートすることがが大切なんですね。
●100年分の過去問
過去問は重要です。
これは言うまでもありません。
過去問は、出題されるテーマ、出題のされ方を把握するための情報源です。
同時に、問題集でもあります。
あらゆる試験において、過去問をやることは必須です。
ただし、過去問をやると言っても、一般的には、10年分くらいのものです。
市販の過去問が10年くらいです。
それに、年数を遡ると、今と制度が違っていて、古い知識を習得するリスクがあります。
いろいろ言い訳をしますが、
しかし、作者は相当の年数遡るべきだと言っています。
トータルで100年分の過去問 と言っています。
もちろん、100年遡るわけではありません。
まずは、東大の過去問25年分。
それから、代々木ゼミナール、河合塾、駿台予備校の模擬試験30年分。
トータルで115年分、これを子供に繰り返しやらせたそうです。
すごいですね。
確かに、10年くらい遡っただけでは、類似問題が再度出現する可能性は低いです。
でも、20年遡れば、必ず、類似問題があります。
それから、大学の入試の過去問だけではなく、模擬試験の過去問も入手するところがすごいですね。
行政書士試験等、メジャーな資格であれば、各出版社から過去問も予想問題が発売されています。
当年度分だけではなく、アマゾンを利用して、数年分くらい前のものを安く購入するのもいいかかもしれませんね。
★具体的な勉強法
いつ、どこで、誰が、何を、どうやって、なぜ、勉強するのか、整理しておきます。
③Who:学生
※214冊目は「脳にまかせる勉強法」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。
※213冊目は「ムダにならない勉強法」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。
※212冊目は「勉強法以前の勉強体質のつくり方」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。
※211冊目は「捨てる勉強法」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。