『解病』という本を読みました。
作者は、循環器の病院の院長です。
ちなみに、解病というのは、作者が作った言葉で、病気から解放される生き方という意味なのだそうです。
まずは、この本の「はじめに」の部分に書いてある言葉が印象に残ったので紹介します。
億万長者になりたいと言う願いに比べたら、健康で長生きしたいと言う願望は叶えられます。
なるほど、そうですね。
健康管理、自分ができることをやればできることをやればいい、そう思いましたね。
作者は、健康な時に病気のことを考えるべきだと言っています。特に、心臓について理解を深めることが重要なのだそうです。
人間はストレスを感じると、アドレナリンが分泌されます。これにより血圧があがります。心臓に負担がかかるわけです。
それから、ランニングをすると、最初の頃は苦しいですが、トレーニングを積むと苦しくなくなります。しんどくなくなるのは、腕や足の筋肉がつくからです。心臓が強くなったからではないのです。トレーニングを積んでも、ランニングによる心臓への負担は軽減されないんです。
実は、心臓の筋肉というのは鍛えることができないそうです。
これは極めて重要なことです。
心臓を鍛えられることはてまきない、このことは心臓という器官は、使えば使うほど消費することを意味します。
ストレスにしろ、ランニングにしろ、短期間であれば問題はありません。ストレス自体は危機から逃れるため必要なメカニズムです。それから脈拍130以下の運動も健康上有効です。
しかしながら、ストレスや心拍数が上がる運動を長期間すると、心臓の使用限界、つまり、寿命が到来するわけです。
なるほどですね。勉強になりました。
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