解病について | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

『解病』という本を読みました。

作者は、循環器の病院の院長です。

 

ちなみに、解病というのは、作者が作った言葉で、病気から解放される生き方という意味なのだそうです。

 

まずは、この本の「はじめに」の部分に書いてある言葉が印象に残ったので紹介します。

 

億万長者になりたいと言う願いに比べたら、健康で長生きしたいと言う願望は叶えられます。


なるほど、そうですね。

健康管理、自分ができることをやればできることをやればいい、そう思いましたね。

 

作者は、健康な時に病気のことを考えるべきだと言っています。特に、心臓について理解を深めることが重要なのだそうです。


人間はストレスを感じると、アドレナリンが分泌されます。これにより血圧があがります。心臓に負担がかかるわけです。


それから、ランニングをすると、最初の頃は苦しいですが、トレーニングを積むと苦しくなくなります。しんどくなくなるのは、腕や足の筋肉がつくからです。心臓が強くなったからではないのです。トレーニングを積んでも、ランニングによる心臓への負担は軽減されないんです。


実は、心臓の筋肉というのは鍛えることができないそうです。


これは極めて重要なことです。

心臓を鍛えられることはてまきない、このことは心臓という器官は、使えば使うほど消費することを意味します。


ストレスにしろ、ランニングにしろ、短期間であれば問題はありません。ストレス自体は危機から逃れるため必要なメカニズムです。それから脈拍130以下の運動も健康上有効です。


しかしながら、ストレスや心拍数が上がる運動を長期間すると、心臓の使用限界、つまり、寿命が到来するわけです。


なるほどですね。勉強になりました。