『鋼と羊の森』。著:宮下奈都。
言わずと知れた、2016年本屋さん大賞です。
僕は2016年に読んだ本です。
主人公はピアノの調律師です。
とても好きな本ですね。
実は、僕、ピアノの音色が好きなんです。
バッハ、サティ、ラフマニノフ、ピアノ曲は大好きです。
ジョージ・ウィンストン、ビル・エバンス、グレン・グールド。近代のピアニストも大好きです。
ロックやポップスのバラード曲で、前奏にピアノをもってくるのも大好きです。
それ故に、この本は感慨深い。
ただ、この本のは、ピアノ曲について、、取り扱うわけではありません。
主人公はピアノの調律師なんです。
作曲家でも、ピアニストでもありません。
調律師です。
それが、いいんですね。
奥深い。
仕事は、スポットライトを浴びる人ただけものではなく、縁の下の力持ちも素晴らしいんです。
それが感情を揺さぶるんです。
この本、殺人事件や国家の陰謀もありません。
極普通の話が続きます。
しかしながら、とてもいい本です。
村上春樹さんや伊坂幸太郎さんが好きな人、間違いなく楽しく読書できます。
是非、読んでみてください。
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羊と鋼の森
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