鋼と羊の森 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

『鋼と羊の森』。著:宮下奈都。

言わずと知れた、2016年本屋さん大賞です。

 

僕は2016年に読んだ本です。

主人公はピアノの調律師です。

とても好きな本ですね。

 

実は、僕、ピアノの音色が好きなんです。

バッハ、サティ、ラフマニノフ、ピアノ曲は大好きです。

ジョージ・ウィンストン、ビル・エバンス、グレン・グールド。近代のピアニストも大好きです。

ロックやポップスのバラード曲で、前奏にピアノをもってくるのも大好きです。

それ故に、この本は感慨深い。

 

ただ、この本のは、ピアノ曲について、、取り扱うわけではありません。

主人公はピアノの調律師なんです。

作曲家でも、ピアニストでもありません。

調律師です。

それが、いいんですね。

 

奥深い。

仕事は、スポットライトを浴びる人ただけものではなく、縁の下の力持ちも素晴らしいんです。

それが感情を揺さぶるんです。

 

この本、殺人事件や国家の陰謀もありません。

極普通の話が続きます。

しかしながら、とてもいい本です。

 

村上春樹さんや伊坂幸太郎さんが好きな人、間違いなく楽しく読書できます。

是非、読んでみてください。

 
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