語彙力を鍛える方法 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

「語彙」

大人になって知った言葉の一つです。

ちなみに、彙って漢字。難しいですね。一昨日練習して、ようやく書けるようになりました。

 

それで「語彙」の意味ですが、語は語句、彙は集まりなんで、語句の集まりという意味になります。語彙が豊富って使い方をするので、英語にするとボキャブラリーって意味ですかね。

 

実は、一昨日、『語彙力こそが教養である』を読んだんです。

それで語彙力を話題にしてみました。

作者の齋藤先生曰く、語彙とは教養そのもので、それは、語彙力が会話の表現力や説明力に直結して、それが知的レベルを映し出すからなのだそうです。

そして、語彙力を高めるためにはインプットをして、実際に使ってみることにつきる、そう言っています。

 

確かにそうですね。使ってみるのが一番です。

新しい語彙を手に入れるのは、新しい武器を手に入れるのと似た感じですね。

 

例えば、「愁眉を開く」。

僕はこの意味知りませんでした。

一言でいうと「ほっとした」って意味です。

「愁眉」は眉をひそめた状態。開くは解放。というわけで、心配してたことが解消されて、安心するって意味です。

実際に使ってみると、

「初めての研修講師。緊張で声が震える。研修は無事終了。ようやく愁眉を開いた。」

って感じですかね。

 

それから、語彙力を高めるためには、頼りがちな言葉を知っておくことが重要なんだそうです。今日的で使いやすい言葉は便利なんで、ついつい使ってしまいます。

例えば、「ほぼほぼ」。

僕、よく使います。

何でも「ほぼほぼ」をつけます。「ほぼほぼできています」とか、「それって、ほぼほぼ●●じゃん!」とか、そんな使い方です。一つの言葉を便利に使うのは楽ちんですが、楽をしていると語彙は増えないというわけですね。

こうした事態を避けるため、作者は、同じ意味を他の言葉で表現をすれば語彙を増やすトレーニングになると言っています。使い慣れた言葉をNGワードにするわけです。

なるほど。

 

例えば「ほぼほぼ」。これを言い換えると、「大体」、「概ね」、「おおよそのところ」、「九分九厘」とかでしょうか。

 

ちなみに、「九割九分九厘が0.999だから、九分九厘は0.099になる。だったら、九分九厘はむしろ少ないじゃん」って思っていました。でも、十分とか五分五分って言葉あるように、そもそも分には1/10って意味があるようですね。こうして調べていくのも面白いものです。

 

語彙と同時にその関連したことも調べるのも勉強になりますね。

何にしても、自分の使える言葉がその人の能力の限界になるわけです。

できるだけ多くの語彙を増やしたいものですね。