読書に関する本があります。
読書に関する本を読む必要があるのか?
そんな本を読まずに、いきなり読みたい本を読めばいいではないか?
僕は、こう思います。
「1〜2年に1回読むべき」
頻繁に、たくさん読む必要はないです。
時々、読んだ方がいいです。
なぜか?
本を読んでいると、読書量を増やしたくなります。
多読するようになります。
年間100冊以上読むと自分のことを誇らしく思えて、楽しくなります。
でも、読み続けると、ある日、読書に飽きてしまいます。
ダラダラと読むようになります。
刺激もなくなります。
だから、そんな時、読書に関する本を読む。
すると、読書の重要性を再認識できたり、別の角度を学べたりできるんです。
初心にかえる、目からウロコ、こうした体験が大切なんですね。
では、そもそも、読書に関する本には、何が書いてあるのか?
いつ、どこで本を読むべきか書いてあります。
例えば、通勤時間、病院での待ち時間、早朝のカフェ、土日に自宅でゆっくり。
誰が本を読むべきか書いてあります。
例えば、小学生、高校生、大学生、忙しく働く社会人、定年退職した大人。
どんな本を読むべきか書いてあります。
例えば、書籍の要約を記したもの、作者が読んだ本を5段階評価したもの、ジャンル別におススメを書いたもの等。
それから、なぜ本を読むべきか書いてあります。
例えば、試験に合格したり仕事に必要な知識を習得するため、人生を好転させるため、成功者の考え方を身につけるため、スキルを習得するため。
どうやって読むべきか書いたもの。
例えば、線を引く、速読する、目次を読んで中身を読む等。
それぞれの作者が、読書の必要性を書いているわけです。
というわけで、
今回読んだのは、読書に関する本なんです。
「知性だけが武器である」。
作者は白取晴彦さん。「超訳ニーチェの言葉」を書いた方ですね。
この本にも、知性を身につけるための読書のコツ、本の内容を理解するための手順、哲学や宗教に関する本を読むべきこと等が書いてあります。
ここでは、僕が、特に印象に残ったことを書いておきます。
精読です。
一字一句に目を止めて、そこに書いてあることを全て知ろうとする読み方です。
知らない用語があれば調べる、地名、人名が出てくれば調べる。
意味が解らない考え方や表現があれば、別の本を読む。
とにかく、全部の意味がわかるまで、調べつくすという読み方です。
こうした読書をしたことがないかもしれません。
多くの本には、短時間でたくさんの本を読むことを勧めています。だから、意味がわからないところはどんどん飛ばすべきだと言っています。時間優先。これが普通なのかもしれません。
でも、精読というのも、今回、いいなぁって思いました。
もちろん、読むのに時間はかかりますよ。
ただ、作者曰く、一冊を読むために必要な語彙を得ることができれば、それは武器になる。それが読解力と思考力につながる。語彙力と読解力と読解力は他の読書に活用できる。だから、一冊の精読によって、読書スピードはアップする。そして、物事を貫徹する力が身に付くのだそうです。
なるほどですね。
もうすぐ正月です。
ちょっと、難しめの本、例えば、カント、ヘーゲル、或はドラッガー、ピケティ―、何か精読してみようかなぁ、そう思いました。