TOKYOタクシー(ネタバレ有) | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

「TOKYOタクシー」のことを書いた。

(前回記事(こちら→))

 

2年前まで介護施設の事務をやっていたが、高齢の方にまつわる描写がわりとよかったナ、と思い出したので、ちょっと追記。

(ご注意:この先、ネタバレを含みます)

 

   ☆


総じて些細な描写なのだが、時間だけはいやというほどあるということや(これは最近、ぼくにもわかってきた)、ちょっとだけ、腕を組みたいといいだすところとか。

 

すみれさんのご自宅の玄関ドアが、なんと義母の家のドアに似ていたことか。

 

義母本人も、住んでいた家も、今や実体はないけれど。

なんか……思いつきでわがままをいうところも。

 

そして、残された者は、最後のわがままをきいてやれなくて、最後の最後まで悔やむのである(ご参考→「もうカニは食わない」(この記事は父親の話ですが))。

   ☆

核家族化により、周囲では三世代同居は珍しいものになっている。今、校正している拙作の個人出版物、「天体観測とはなにか」の主人公は、10代まで、両親と、母方の祖母と一緒に、公団で暮らしていたことになっているが、ぼく自身は実際に祖父や祖母と暮らした経験はない。 所帯を持ってからは両親とも別居していた。

歳を取るということは、日常的な実感として、どうなっていくことなのか。

 

もし介護施設の仕事をしていなかったら、まったくわからないまま、現在の年齢になっていたにちがいない。

   ☆

若く元気で楽しいときは、ずっとは続かない。

 

しかし同時に、これは福音でもある。

 

辛くて苦しいときも、ずっとは続かないからだ。


ZenPad#83 Ixorus, 車輪はまわる。まわりつづける】