Steppin' Out | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

彼がいっているのを聞いたかい
河を下ったら奴を売ってしまえ
彼等は僕をバカだといった
彼等は雨が降るともいった
けど彼等になにがわかる?



From "Steppin' Out" on ELO's album, Out of the Blue.

   ☆

船から降ろしてくれとたのんだ。
故郷の反対側の[岸|ジャングル]に放り出された。
ではご随意にと、悪意のままに。

正面の、向こう岸に渡りたい。

そこに帰る家がある。
さえぎる急流。

身ひとつで河に入る。

貴方は流される。
貴方は笑われる。

急流を突っ切ることはせず、
あえて流されながら、
少しだけ向こう岸に近づく。

少しだけ。

貴方は根気よくこれをくりかえした。

根気よく。

やがてなんとか向こう岸にたどりつく。
しかしそこは、はるかに下流。
また笑われる。

立ち上がり、歩き始める。
向こう岸を上流へと。

貴方は黙ったまま歩き続ける。

故郷へと向かって。

※オリジナルの歌詞では主人公が船を降りたいといったとは書かれていないが、その後、「君」に出会い、「君」の歌を聴く。歌詞は知っている気がしたが、旋律は滅茶苦茶でキーも外れていた……と続く。