齢還暦にして、初めてのイベント参加。
家に帰ったら、カミさんに「楽しかった?」って、きかれました。
まあ何というか、遊園地で乗り物に乗って楽しかったとか、映画観て楽しかったとか、そういう楽しさじゃなくて、「静かに楽しかったよ」と言ったら、「そ、よかったわね」だって。
そ、よかったんです。
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イベントが始まったばかり頃の時間帯は、ブースの前を素通りしていく人たちを、ぼけ~っと眺めているだけでした。
なんかこれ、マジ一冊も売れねんじゃね?
と、前の記事にも書きましたが、ちょっと不安にもなってきます。
もう少し時間がたって来場者も増えてくると、立ち止まって、時には本を手にとってくれる方が、ポツリ、ポツリと現れ始めました。
ブースにお立ち寄りいただいた皆様、有り難うございました。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
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参加してみてわかったのは、黙ってちゃだめだということです。
これを言うと、意外な顔をされることがおおいのですが、レクチャーのように一方的にしゃべる分にはいいんですが、ぶっちゃけ、人とのコミュニケーションはあまり得意な方ではありません。
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「トモルオン」と「夜の石は天に昇り空ゆく星に会えた」の二作品をもっていったのですが、「夜の~」は一冊も売れず(これはしょうがないかぁ)、「トモルオン」はまあまあ、がっかりしない程度には売れました。
「夜の~」の方は一応物語なんですが、「トモルオン」の方はちょっと「特殊」で、いわゆるオラクル・ブックです。
サイコロを振って読む本で、通読するものではありません。「お告げ」本、ウラナイみたいなもんです。
問題は、売っている本人が、あんまり「特殊」だと思っていなかったことで、卜占ばっかりやってるから、そんなことなっちゃったんだと思います。
ちなみにこの「トモルオン」は、ふだん自分自身でも使っていて、変になじんでしまっていて、まあ、説明もいらないだろう、と勝手に思い込んでいたわけです。

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トモルオンの中身は、120のセクション(個別の随筆や物語、詩など)に分かれていて、分厚いので(320ページとちょっと)、そこもちょっと特殊かもしれません。
小説なんかをがっつり読みたい向きには、なんじゃこりゃだろうし、気軽に楽しみたい向きには、分厚さがひっかかるかも。
つまりそういうことをちゃんと「説明」しなきゃだめだということです。
当たり前かもしれませんが。
そんなことも当たり前のこともふまえつつ、また参加したいと思います。
たった5時間のバザールは魔法のように始まり、また魔法のように跡形もなく終わりました。
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この場を創っていただいたスタッフの皆様方、お疲れさまでした。当日足を運んでくださった方々、ありがとうございました。