ans003_01ひとつのもの | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

ミケ様

にゃんこ先生です。

「寝るんじゃねえ!」

とよく言われます。

たいてーそのあと、

「こっちが話してんだからよぉ!ったく信じらんねーぜ!」

と言われます。

寝てんじゃありません。

メーソーしてんです。

にゃはは。

またミケさんの質問から。

(Q003) この世界とはどんなものなのでしょうか?
捉えているスタンス(視点・出発点)を明確にしてもらえますか?

はい。

でもコタエは一回では終わらないと思います。

さて、易システムの話です。

易システムの話というより、まずは、にゃんこ先生自身がこの世界(宇宙)を、いまのところどうとらえているのか、だよね。

今回の質問に端的に答えるとしたら、

「ひとつのもの」

だと思ってます。

はあ?
なにそれ?
よくあるスピ系のコタエじゃん!

ちょっと待ってください。

説明します。

   ☆

円があります。絵を見てください。


【<fig001>ひとつのもの】
(コキタネー絵ですいません)

とりあえず、この円を「ひとつのもの」と思ってください。

微妙に取り違えることもあるかもしれないので付け加えておきます。下の絵のような「ひとつのもの」とはちがうからね。


【<fig002>空間の中にある「ひとつのもの」】
(コキタネー……以下同文)

ひとつはひとつなんだけど、これはいくら大きくても空間の中にある。

そうじゃなくて、「ひとつのもの」。

「ひとつ」なんだから、他には何もないの。
つまり「空間」もそのなかに含まれているんです。

なにかを思い浮かべて!

といわれると、とたんにその「なにか」を思い浮かべるでしょ。

ポカンと。

だけどそのとき、同時にその背景も思い浮かべていることは見過ごされがち。

   ☆

ひとつなんだから、それしかないんです。

背景(空間)もない。
もちろん時間もない。
内も外もない。

もっとつっこんで言えば、「ない」ということも、ない。

「ある」しかないわけです。

いや。

「ない」も「ある」もないの。

こんな具合ですから、上の絵みたいな○だけ描いて、これを観て、

「ひとつもの」だと思ってください!

とやることが、いかに無茶なことなのかわかると思います。

主体も客体もないわけですから、元来想像すら不可能なはず。

   ☆

でもそうしないと話が進まないから、無茶ってことを「踏まえて」話を進める。

「方便」というやつですね。

思い浮かべて!

って言われて出てきたイメージも方便の一種です。

いたしかたのないことです。

これから先の話はずっとそう。

老子様も「わしも無理はわかってんだけどさ」と、ことわった上であえてこれに名前をつけました。

それが、「道(タオ)」です。

どれが?

ってきかないでね。

あまり長くなって嫌われるといけないから、今回はこの辺で。

ゆっくりいきましょう。

ね、眠い……