六十四卦雑想―心を何にたとえよう | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

68:比
31:大有
TP06:心

   ☆

このブログでは特定の大成卦を、それ一枚であらわすシンボルとして描いたゼンタングル(易タングル)を、描いた順番に紹介している。

順番に意図はない。

独自に作った64卦の一覧(後天動因図)を眺めながら、気の向くままに選んでいった。


【後天動因図組織図。つまりこれが「独自の一覧」】

大成卦には64種類ある。

これらを一枚一枚描いていくのは、ウマイ・ヘタは別にして、ひとつの旅ではなかろうか。

前回に引き続き、このゼンタングルのペアも、トラディショナルなゼンタングルのストリングの描き方を完全に無視してしまっている。

旅もこのあたりで、ちょっと変わったことをやってみたいというような、そんな気分になっていたのかもしれない。

まあいいや。
旅の恥はかき捨てだ。

あんまりいい言葉とは思わないが。

   ☆

正六角形と中央にある正三角形。

区画分けとしては周辺が3、真ん中1の部分に分かれる。それぞれの区画に異なるパターンを描き込んだ。

まずは、「68:比」。


【68:比】

「易タングル」は、まずは占術のツールなので、解釈に制限はない。

どうとらえようとユーザーの自由である。

「こう解釈しろ」という命令にならない限り、最初にどんなつもりで描いたか位、説明してもバチはあたらないだろう。

真ん中の三角を取り囲む区画には、タネ、芽、その芽が育った姿(葉っぱ)をイメージして描いた。

タネ以外はゼンタングルの公式パターンである。

「比」は、くらべる、ならぶ、などの意味があるが、ここでは「したしむ」の意味にとる。

タネには大きな樹になるためのすべての「きっかけ」が含まれている。

タネだけでは何にもならないし何にもできない。

降雨、土壌、日照といったさまざまな条件が、「比」して、したしんで、適切にマッチして、タネは芽をふいて、成長できる。

あたりまえのようだけど、無数の条件が奇跡的に手を取り合って初めて成されるプロセスだ。

そんなことをあらわしたかった。

中心の三角に描き込んだパターンには実はあまり意味はない。
ガラスのような、結晶のような、反射のような。

タネが芽吹き成長し大樹になり……

その先にあるポータルのようなもの、
と、とらえることもできる。

大樹になること自体奇跡的なことだが、大樹はゴールではなかった。

その先に未知の続きがある。

太陽は輝き続ける。
陽はまた昇る。

続きがあろうとなかろうと。


【31:大有】

派手なタングル。

中心の渦巻きから放たれるパワーしかここにはない。とにかく、そもそもそれしかない。
大日如来か。
ハートからあふれ出る光か。

なんにせよ、めでたい象(カタチ)である。

易卦としては、天(乾)の上に太陽(離)があり、天より高く昇った太陽は、あらんかぎりのパワーですべてをわけへだてなく、あまねく照らし出す。

あまりにストレート、あまりに公明正大すぎて、あっけらかんとした卦だ。

だけど、思い切り、純真であるともいえるかも。

たまには、そんな卦があったっていいよなあ。

   ☆

「ゼンタングル」、「易タングル」については、「六十四卦雑想ーはじめに」を参照してください。