前回記事では、正八面体を成す下半分の四角錐が反転して、上半分の四角錐に重なる様子を描いた。
お話の便宜のため、同じことを正八面体の各頂点を平面にならしたダイヤグラムで描いてみる。
そもそも「反転」という話がでてきたのは、左端の図「創造」と書かれたダイヤグラムをながめていて、足りないラインがあるように見えたことがきっかけだった。
欠落(1)、(2)とあるのがそのラインで、大成卦の初~上爻をたどるコースから外れた、正八面体の稜線である。
中心の黒丸、ゼロポイントをとおる線で下半分を下から上へ折りたたむと、ダイヤグラムは上半分の三角形に重なる(「反転」)。
そしてこんどは上半分を、さらにその先(向こう側)に倒して、上から下へ広げてみる。
そうすると、もとのダイヤグラムはさかさま(リバース)になる(「再創造」:「裏返し」でもある)。
さかさまになったダイヤグラムにあらわれたラインは、欠落(1)のラインを補い、欠落(2)のラインは「創造」の段階から「反転」をもたらす原動力(ダイヤグラムを折りたたむ力)が働く道筋と観ることができる……
と、欠落していると観えていたラインの意味をこのように観てみた。
「反転」の段階で何が起きているのか、もう少しくわしくダイヤグラム上でとらえてみる。
・三が五に重なる
「自我」が「SO:太陽系意識」にシフトする。
「自我」が、アストラルボディ、サトルボディ、イマジナルボディに統合される。
・二が四に重なる
今まで人間をサポートしていた「精霊」「諸力」といった存在(易システムでは八卦で象徴される)が、惑星レベル(FO:地球意識)に上昇。
・初が上に重なる
初には「時空/物質」、上には「元型の元型/セルフ」といった意味をつけていた(「大成卦と正八面体2 — 創造の6ステップを拡張する(*1)」を参照)。
ダイヤグラム上はふたつとも、もとから中心線、アクシス・ムンディ、本源上にあるものである。
正八面体の水平断である人間が観た場合に、それぞれちがって観え、呼称が異なっていただけだった……と観てもいいのではないだろうか。
そして、この「反転」の段階においては、四角形二三五四(正八面体の水平断である正方形)であらわされていた、通常の意味での人間が、不在になっている。
この「反転」の段階にある存在は、すでに人間ではなくなってしまっているのだ。
この状態(存在)を易システムでは、「先天大成卦」と呼ぶ8つのパターンで表現している。
唐突だが、今回はこのへんで。
なんだか、また長くなってしまいそうなので。
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(*1)
「大成卦と正八面体2 — 創造の6ステップを拡張する」
