大成卦と正八面体—1 | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

卜か。命か。」では、「ひとつの大成卦を一人の人間として観たててみる」ことが、自分とはいったいなんなのか、という究極の問いに対する回答になるのではないだろうか、と、そんなお話をさせていただいた。

自分というひとりの人間に、ひとつの大成卦が対応する。

その大成卦をどうやって読み解くかは、いくつかやり方がある。

● 普通に占うのと同じように意味解釈する。

● 「占って得られた卦。それだけ観てればいいの?
で紹介した、易システムにおけるさまざまな地図上でその大成卦の位置を確認する。

などなど。

では、こんなのはどうだろう。

「大成卦の構造を正八面体と対応づけて読み解いてみる」

   ☆

「正八面体」が出てきたわけは……

正八面体の頂点の数6と、大成卦をつくる爻の数6が、なんとなく呼応しているようにみえたからである。

「なんとなく」である。

6に関係する立体・図形はもちろん他にもある(*1)ので、大成卦に対応した立体に正八面体を選んだのは必然ではない。

そのように観たてたらどうなるかといった話。

その程度のことだ。

つまりは恣意的なことであり、空想・夢想に近い。

   ☆

夢想と言えば、だいぶ前になるが、友人らとともにピラミッドを見る夢をみた。

夢でぼくは、何人かの友人とトレッキングをしている。

その途中、灰色のピラミッドがある所に出る。
ピラミッドの地上部分には入り口があって、その入り口の上には「眼」の模様が描かれている。
入り口から下へ暗い階段が続いていて、記憶ははっきりしないが、倉庫のような、博物館だか美術館のようだった。
地上に見えているのは一部分だけで、本体はほとんど地下に埋まっているいうことが、夢の中では、ただなんとなく、わかっていた。

この夢のイメージは、「風と羅針盤」の中で紹介したマンダラのもとになった。

ピラミッド

日記を見ると2008年の12月に見た夢で、「易の基本原理は何か?」という問いに対する孵化夢(*2)というメモがある。


ピラミッドの実体はエネルギー的には正八面体様のカタチをしていて、地上に見えているのは正八面体の上半分の四角錐だという話を、何かの本で読んだ記憶がある。


つまり、下半分はまるまる隠れているわけだ。


何の本だったかは忘れた。

どなたかのチャネリング・マテリアルだったような気がする。


   ☆


正八面体の八は八卦を連想させる。

いつも使っている立筮用のサイコロは正八面体だ。

各面を構成する正三角形は、三、「天人地」に対応する。


いろいろなことを想いながら……

正八面体の頂点と大成卦の各爻の対応を、たとえばこんなふうに夢想してみた。

マスターエイト

【正八面体と大成卦(大成卦の例は「85:地風升」)】

「初」から「上」へ。生命の木の階をジグザグにかけのぼる創造の衝動。


この衝動は元来、「空」の中の、他の無数にある衝動のうちのひとつだった。


かすかなきっかけが指数関数的に拡大されて、「易は逆数なり」の原則にしたがって、稲妻のように初爻から上爻へと駆け抜けてゆくのである。

卑近な例だが、我先にと空いた座席へと突進する朝の列車の乗客たちのようだ。

そうでもあるし、あるいは……

必死に卵子に到達しようとする、無数の命の片割れのうちのひとつ……かもしれない。

宇宙が宇宙を自分で確認しようとするプロセスは、たった今はじまったばかりのようでもあるし、無始無終の中で不断にくりかえされているようでもある。

おそらくその両方なのだろう。

さて、お話はここから始まるのだが……


長くなりそうなので、今回はこのへんで。


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*1
たとえば、小野満麿(トーラス)さんの論考では正四面体の辺(6本)に対応づけられている。また、銀河ツールの「コドンの立方体では各面(6面)に、大成卦の6つの爻が対応づけられている。

*2

孵化夢:特定の問いに対して回答として得られた夢のこと。「夢とともに生きる」参照。