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「ザ・マップ 」
コレット・バロン・リード
吉田 利子訳
講談社 (2012/9/13)
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この本を眺めていると、著者のいう「地図」のメインは「場所」と「キャラクター」かなという気がする。
前回も書いたが、自分のオリジナルの場所やキャラを創ってもいい。
ちょうどこの本を読んだころ、易システムハンドブックの続編「風と羅針盤」を書いていて、似たようなことを考えていた。「ザ・マップ」でいう、オリジナルのキャラだ。
思いついたのは「旅芸人」というグループで……
一座にはいろいろな人がいる。
人の出入りもある。
「キャラクター」と「場所」が一体となったような「地図」上の構成要素だ。「旅芸人」なんていうのはたぶん、「ザ・マップ」のカタログにはなかったんじゃないかなあ。
(↑「ザ・マップ」を読んだのはずいぶん前なので忘れている)
まあようするに、人生でその旅路を共にする人たちのことである。原則、期間限定だが、中には一生旅路をともにする人もでてくるかもしれない。
唐突だが、以下はベンジャミン・フランクリンの作とされる魔方陣である。

【ベンジャミン・フランクリンの魔法陣】
1から64の数字からなるこの魔方陣に、易の卦の1番目から64番目をあてはめると次のようになる。

【フランクリン・マトリクス】
この易卦による方陣は銀河ツールの中で易ともっとも関係の深い「20の銘板」の基礎となっているが、易システムではそれとはまた異なった意味をあたえることにした。
それが「旅芸人」、旅の一座である。
根拠はとくになく「そんな感じがした」という程度のことなのだが、ぼくにはこの「フランクリン・マトリクス」が、64の卦の中から特定の4つの卦を選び出す仕組みに観えた……というのは「風と羅針盤」にも書いたとおり。
先の「フランクリン・マトリクス」の図とあわせて見てほしいが、ベンジャミン・フランクリンの魔法陣の上に展開された64の大成卦は次に示すA-1からD-4までの、4つづつの大成卦のグループに分けることができる。

【フランクリン・マトリクス、グループ図】
ちょっと変則的なのは、BのグループはAを、CのグループはDを、それぞれはさみこむようなカタチで配置されるということ。
64÷4で、グループは全部で16ある。同じく16あるFOとはまたちがったグループである。
4つの大成卦でできた16のグループ。
それぞれが「旅の一座」というわけだ。
判断はむずかしいかもしれないが、使い方は単純で、占って得られた卦(得卦)をこのフランクリン・マトリクスの中から探し出し、得卦がこのマトリクスのどこに位置するかをみきわめるだけだ。
得卦が所属するグループの、得卦以外の他の3つの大成卦が「旅の仲間」というわけで、さらにその周囲にどんなグループがあるのかをながめることもできる。
そんなふうに観ると、マスターマトリクスだろうと、ツイストペア・ホイールだろうと、地図=マップとしてとらえることができることがわかる。
易システムには、××マトリクスだの、□□テンプレートだのといった「地図」がいくつかあるが、実際のところ、その地図はあなたが自由に創ってもいいのである!
それはいいが、「地図」だけではわからないこともある。
地図(場)が舞台で、その上で活動するのがキャラクター(役者)だとすると、あとひとつ足りないものがある。
それは「シナリオ」。
場と役者だけでは劇は成り立たない。
そこに台本が必要なのだ。
まあストーリなのだが、この話をはじめるとまたぞろ長くなりそうだ。
うんざりされても困るので今回は、このへんで。