オリジナルのLomoLC-Aをはじめてみせてもらって、
手に取らせてもらったのは、専門学校で同じクラスだった
バカボン君のものを触らせてもらったときだった。
彼は、あちゃこちゃ旅好き音楽好きなので、
モノはロシアで現地調達したものだったのだけれど、
今、ぼくの手の中にあるLC-A+はそれよりちょっと軽い感じ。
オリジナルのLC-Aはもうちょっとズシッときたと思う。
LC-Aが生産中止になって久しいが、そのLC-Aが、
オール・メイドイン・チャイナになって帰ってきのが、このLC-A+。
レンズ(Minitar1 32/2.8)だけはロシアから輸入していたらしいけど、
パッケージには、
「それもこのたび中国で生産できるようになりました!」
と、高らかに謳いあげられた挨拶文が同梱されていた。
【すごい!木の箱だ!高級感、もりあがるなあ……
というより、「何事か?」と思う】
いくつかバージョンアップされているところがあって、
☆ 裏ブタにフィルムを確認する窓がついた
……(笑)
☆ 多重露光ができるようになった。
これはおもしろいかも。
☆ シャッターにレリーズ用の穴がついた。
露出はオートだが、必要な光量が得られるまで開き続ける。
暗いところだとレリーズと三脚が必要になる道理で、
レリーズは同梱されている。
☆レンズハウジングの側面にあやしげなミゾ。
さまざまなオプションをマウントするためのスリットなのだが、
きっとしょうもないオプションなのだろう。
☆フィルム感度設定の追加
ダイヤルを回すと露光測定受光部の径がかわる。
しくみがみたままだ。
露出以外はすべてマニュアル。
フォーカスもあってないような、
目測でレバー操作のゾーンフォーカス。
基本的にはLC-Aのスペックをそのまま踏襲している。
なんでこんな時代錯誤的なカメラを月賦(死語)で買ったかというと、
まあ、要するに好きだかからです。
600円の三脚ととりあえずケースくらいは買ってあげて
(ついてない。つけてほしくもない)、
さっそく写真をとってみる。
【へやのあかり】
最初に多重露光をためしてみる。
【フロア・レベル】
なんとなく変わったところを撮ってみたかったのだろう。
【パワー・ストレイジ】
【地上の翼】
【スカイフック】
このへんはトンネル効果――周辺露光落ち――が
はっきりわかるシリーズ。
【ターミナル】
【SUIDOUBASHI】
駅シリーズ。
【スカイビュー】
これは朝焼け。
冬は空気も澄んでいて、
天気がいいと、ちょっと楽しくなる。
架線に反射する陽のきらめきを
みただけでもなんだかうれしくなる。
写真には
そんなにうまく
写っていないかもしれないれど。
【シモキタ】
それではまた。