たまにはブログらしく、
徒然なるままに書いてみることにする。
まったく持ち歩かなくなったipodをPCにつないで、
音楽などを聴きながら。
こういう……MP3プレイヤーも、
今みたいにメジャーじゃなかった頃からはじまって、
何台か持ってみたが、
結局みんなほっぽりだしてしまった。
今では、ipodも単なる外部ストレイジになっている。
平日は……
だいたい四時半かそれ以降に帰ってきて、
まずは昨日の分の食器洗い。
そのあとやることは日によって違うが、
宅配の生協や、無農薬の野菜が来ていれば、
それを取り込んだり、洗濯をしたり、
ときどきはトイレや排水口などの、
水周りの掃除をしたりする。
そうこうしていると、
あっという間に六時近くになってしまうので、
あわてて夕飯の準備をはじめる。
なぜあわてるのかというと、
カミサンが腹ペコで帰ってくるので、
待たせてしまうと、コキゲンナナメになるからである。
ま、しょせんふたりきりの家庭だし、
専業主婦さんからみれば、
屁でもないような「家事」なんだろうが、
それでもときどき、
イマ風にいえば「うざったく」なることもある。
だれか代わりにやってくれねえかな、と。
カイシャ勤めを辞めると、
時間はあるが、カネはない、ということになる。
そんなわけで、はいてるカーゴパンツは、
ユニクロでセールの1260円だし、
背負ってるリュックは御徒町の中田商店で2800円、
読んでる本は200円の古本で、
漫画は駅前でタダでくばってるヤツを眺めてたりする。
今はヤメてしまったが、模型作りが趣味だった。
部屋を空けたかったので、ほとんど処分したが、
高い模型はいくつか取ってあったりして、
こういうのが売れればいいんだけどな……
ネットオークションにとかに出せばいいのだろうが、
やったことないし、なんだかアレもモンダイ多そうだし……
などと思っていると、
なんか全部代行してくれるサービスがあるというので、早速飛びついた。
売れた値段の20~25%とそれなりの上前はハネられるが、
情報をアップロードする手間から代金回収まで全部やってくれるので、
まあ、いいかと。
頼めば自宅まで品物をとりにきてくれる(!)というので来てもらった。
「サイキンはいろんな代行があるんだね。
こういうプラモの製作代行とかさ」
「ええ。変わったのでは、
ゲームを代わりにやってくれる代行もあるみたいですよ」
「……なにそれ」
その兄ちゃんがいうにはRPGなんかのゲームで、
しょうもないレベル上げとか、かったるいところは、
代行してゲームを進めてくれて、
いわゆる見せ場の手前までもって行ってくれる
「代行屋さん」だそうである。
「なさけないっすよね」
「だね」
「なにそれ」の前の……は、
ちょっと絶句した間である。
その間にいろんなことを考えた。
じゃあナニか!
代わりに音楽でも聞いてもらって、
ケータイ打ってくれて、
家事もやってもらって、
仕事してもらって、
カネかせいでもらって、
そんで、そんで……
マインドは行き着くところまで、行く。
そうだ、オレの代わりに生きてもらえばいいんだ!
……
よく考えたら、代わりに生きてもらったら、
このぼくはイッタイなにをしたらいいか、
というモンダイがあることに気づき、
マインドの暴走は停止したのであった。
「私が、アナタの代わりに生きますんで、
まあ、ゆっくりしててください」
なんか、この言葉に
抗いがたい魅力を感じる気もする。
ちなみにこのブログは、
だれにも代行を頼まずに
ちゃんとぼくが書いている。
証拠をみせろといわれても困るケド。