ええと、だいぶ間があきましたが、
易システムのハナシを続けさせていただきます。
さて、このブログ、「占い」のテーマでは、
コード番号11~88までの大成卦の意味をご紹介しながら、
つれづれなるままに、
システムを取り巻く話題をとりあげております。
つれづれなるままなので、
以前に話した内容とダブる話もでてくるかと思いますが、
お許しください。
オヤジはくどいんですね。
(ていうか、前に何話したか忘れてる)
さて、今回は問いの話。
易システムを使うには、
最初に何らかの「問い」があることが前提になります。
「問い」なくしては、
立てられた卦は判断のしようがありません
(う~んアタリマエですね)。
問いの内容は、
最低限以下の条件を満たしている必要があります。
① 問いはできるだけ具体的であること。
② 問いをたてるときはできるだけ真剣であること。
このふたつの条件が、
システムから返ってくる答えの精確さを決定します。
システムからよこされる回答は、
上記ふたつのファクターの鏡のようなもので、
具体性に欠けた、ボヤーッとした質問を、
遊び半分でシステムにぶつけると、
回答は返ってきますが(返ってくるんです、一応)、
それなりのボヤーッとしたふざけたコタエが返ってきます。
別の描き方をすると、
A=f(c,s)
回答の精確さ:A
c:問いの具体度
s:問いを発したときの真剣度
ここで、f( )は、易システムそのものです。
具体度 c は、その問いがどれだけ
「YES/NOで答えられる内容になっているか」
ということと、その問いの純粋性。
純粋性は、その問いがどれだけ、
「単純に、ひとつの事項にマトがしぼられているか」
ということです。
問いは、往々にして、
複数の問いの複合で成り立っていることがあります。
たとえば、「A社に就職できるか?」というという問いは、
一見、純粋性としては申し分ないように思われますが、
よく考えてみると実は、
「A社の業務に、はたして自分が適しているか?」
なーんていう質問がかくれていたりします。
こんなときはまず、「××業界に自分は適しているか?」
もしくは上手くやっていけるか?という問いで回答をもらい、
YESということであれば、
その××業界の「A社に就職できるか?」という問いで、
最終的な回答をもらうようにする……
といった具合にシステムを利用するのがいいかと思います。
真剣度 s については、
まあ、あまり説明の必要はないかもしれませんが、
どれだけマジメに取り組むか、ということです。
もちろん、
いつもマジメ&マジメの四角四面では
肩がこってしまいますから、気楽にやってもらって、
もちろんかまわないのですが、
ふざけてチャランンポランにやれば、
それなりの、
ふざけたチャランポランな答えが返ってくるという
(実はこれもケッコウおもしろかったりして。
お遊びとしてはね。だから否定はしません)
……
ただそれだけのことです。
トモダチづきあいだってそうでしょう。
かる~いノリの話題には、
かる~い発言がかえってきますよね、普通。
思いもよらず真剣な方に流れていく、とうこともありますが。
要は、「与えたものを受け取ることになる」ということです。
なお、「真剣」は、「深刻」「必死」とはちがいます。
「わらにもすがる」気持ちで問いを発したときには、
なかなか精確な回答は得にくいと思います。
なぜでしょうか。
答えはアタリマエで、そんな時の精神状態は不安定で、
得られた回答に対しても、公正な判断を下すことは困難だからです。
これが、自己反射的なシステムの扱いのむつかしいところで、
そんな場合は、時をおいておちついてからやるか、
親しい友人に話を聞いてもらったほうがいいかもしれません。
「オレは易システムに精通しているから、
トモダチなんていらない」
なーんて、そんなことには絶対なりません。
それとこれとは別の話です。
ああ~やっぱりオヤジの話は長かった。