PHP研究所 2005年6月1日 第1版第1刷
フレッド・L・ミラー著
森内 薫 訳
「いやな気分を消す方法~絶対リラックスできる」
定価:1300円(税別)
原題:How to calm down
通学路の途中の本屋さんでなにげなく買った1冊。
最近の本ですね。
原題を直訳すると「いかに静める(落ち着かせる)か」。
どーせ、ときどき見かけるインスタント・リラックス法の類の
かる~い本だろう、と思って手に取りました。
でも、実際に読んでみるとなかなかいいんですね。
もちろん、インスタント・リラックスという側面もあるし、
それがウリなんですが、
これは実は良質の瞑想本なんだなあ、
と思いました。
内容は具体的かつ簡潔であり、
あまり本を読まない人でも、
決してホネが折れるようなボリュームではありません。
バックボーンは、15のエクササイズです。
それぞれはきわめてシンプルで、
所要時間も数分から5分程度のもの。
エクササイズは、
日々アタマの中を駆け巡る6万ものノイズに
気づくためのものから始まります。
これに気づかない(!)人も大勢いるからです。
内容的には特別あたらしいものがあるわけではありません。
数息、随息観に似た呼吸にフォーカスする方法あり、
五感のそれぞれにフォーカスする方法あり、
ビジュアライゼーションあり、
といったところ。
もちろんアタマから順番にやる必要はありません。
なにをどんな順番でやってもいい。
どのくらい?
著者がいうには朝晩5分で充分。
ただし毎日。
実は、著者の目論見は、
インスタント・リラックス法にあるのではなく、
最後のエクササイズ15への「お誘い」にあることは明らかです。
15はインスタント・リラックスではなく……瞑想です。
あ、いや、「瞑想」を誘発するメソッドです。
これは丹田にフォーカスする方法で、
気功でいう「静功」にほとんど近いものです。
ストレスはなにもモーレツ社員(死語だ)の専売特許ではありません。
主婦もフリーターも学生も、子供だって、
生きている以上はストレスを受けざるを得ないわけで……
だったらインスタント・リラックス法だけで充分!
たしかにそうです。著者もそういっていますが……
じゃ、なんで瞑想なんてものが必要なの?
オレは別にリラックス法以外、興味ないけど。
う~ん、それはマア、本を読んで考えてみてください。
答えがわかるかもしれないし、
なんだ、ヤッパリ、メーソーなんぞいらんわ、
と、思われるかもしれません。
どっちになるかはお楽しみってことで。
占いとゼンゼン関係ないこと書いているようですが、
著者によれば、リラックスするまたは瞑想によりノイズが静まると、
直観が顔を出すようになるそうです。
この「直観」は易システムのようなツールを利用するときは
きわめて重要です。
これが充分に働けば、
そもそもシステムを利用する必要もなくなるんですがネ。