システムのコア=純卦 | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

易システムの本体は、陰か陽かを示す6本の線から成る、
64種類のパターンであり、これを大成卦といいます。
 
この大成卦のセットに、さらにその中心となる卦があります。
それは上卦と下卦が同じ八卦で構成される8種類のパターンで、
これを純卦といいます。
 
コード番号でいうと
「11、22、33 ~ 88」です。
これらは結局、
「乾、兌、離 ~ 坤」の八卦を2重に重ねたものであり、
意味も「八卦シリーズ」のところで説明した意味と基本的には同じです。
 
ただ、こちらは大成卦で、おなじ八卦が二つ重なっていますから、
その意味が強調されます。
いいところもわるいところも、強く出るわけですね。
2回とか、くりかえす、といった意味も出てきます。
たとえば艮(山)だと、ひと山こえてもうひと山とか。
坎だと、一難去ってまた一難とか。
一度あることはもう一度あるわけです。
かならずそうリーディングしなければならない、
ということではもちろんありませんが。
 
この八つの「純卦」は、大成卦の
屋台骨、背骨、バックボーンであり
(オイオイみんな同じイミだぞ)、
そのほかの56パターンは、
この8つのパターンのバリエーション、
または、この8つのパターンから派生したパターンであると、
考えることもできます。
 
要は基本の八卦からイメージをひろげていけば、
ムリに64パターン全部のイミを覚えなくても、
ある程度はリーディングできるというわけです。
 
では、基本の純卦のさらに基本の卦はなんでしょう??
 
そうです、
オール陽爻、コード番号:11、の乾、
そして、
オール陰爻、コード番号:88、の坤、です。
 
乾と坤は、陽と陰の象徴、
全64パターン、大成卦の父と母です。
 
こあ